6565.2025年5月4日(日) 世界中を悩ませる害虫・トランプ大統領

 先月末から再びウォーキングを始めた。昨年7月にコロナを発症して医師と相談のうえ、しばらくウォーキングを停止した。先日医師からまたウォーキングを再開した方が良いとのアドバイスをいただいた。そしてこのGWの間も自宅近辺の住宅街を歩いているが、ひょんなことに気づいた。所謂古くから固定の祭日となっている4月29日「昭和の日」と昨日「憲法記念日」に歩いてみて、国旗「日の丸」を竿に掲げている住宅がほとんど見当たらないことである。たった2軒だけだった。かく申す我が家でも、国旗を掲げていない。あまり国旗と国の祭日に関連性を気に留めない風潮になってしまったのだろう。

 ついては、このところトランプ大統領が就任してからのアメリカと日本の外交関係が、あまりスムーズではないような気がしている。日本側にも些か腰が引けて日の丸を掲げて毅然と正論を戦わせる気概が見られない。アメリカ側にも、常識人としてのトランプ大統領の言動に大きな疑問符がいくつも付きだしている。自分の利益、名誉のためには他人を誹謗中傷することはごく当たり前の人物が、自国アメリカは世界最大の資本主義国で、民主主義国だと自慢している。その煽りを受けて外交、経済面でとばっちりを受けている国が多い。つい最近は、大統領就任後100日にして、第2次世界大戦以降最低の支持率に落ち込んだ。しかし、ご本人はそれらはすべてフェイクであり、自分は最も実績を上げたと自画自賛している有様である。好き勝手に閣僚人事を決めたり、国内名門大学への嫌がらせのような助成金停止や、子どものようにローマ法王の服装を纏った写真を散布したり、閣僚人事をはじめ周囲の取り巻きをイエスマンで固めている。そのトランプ政権と話し合うのは中々難しいが、最近の関税問題で日米交渉をみていると相手国の立場を考えた正当な交渉をしないで、自分のためとアメリカの歪んだ国益のために派手に動き回っているだけである。

 2回目の日米関税交渉を済ませた赤澤経済再生相が帰国したが、予想通りアメリカには最初から日本の要求を取り込もうとの気持ちはまるでなかったようで、日本にとって何もプラスになるような結果とはならなかったようだ。赤澤大臣も日本の立場をきちんと主張する機会を与えてもらえなかったようで、交渉役としては荷が重かったような印象を受けている。

 会合から帰った赤澤大臣と石破首相が話し合ったが、アメリカが対日交渉では、関税25%の鉄鋼・アルミ・自動車については交渉対象外としているが、日本は自動車への追加関税を見直すよう求めている。互いに、引く気はないようで、このままでは交渉が暗礁に乗り上げるのは必至である。

 アメリカはトランプ大統領の実績を上げたとの功名心を満足させるために、これまで真面だった貿易にアメリカにとってハンデだと思う点を補い、ただ一方的にアメリカにとって有利な関税税率を押し付けようとしている。今日のアメリカは、大統領1人が身勝手に多くの国を悩ませる困った国になってしまった。

2025年5月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com