成人の日である。今年成人になった新成人は122万人だそうで、団塊の世代の成人の約半数だそうだから、若者人口が減っていることが分る。各地で成人式が行われたようで、晴れ着姿の若者が元気よく大人になるに際して決意を語っていた。
羨ましい限りである。残念ながら私自身の成人式は、ちょうど浪人2年目で生憎受験科目の変更、特に数学が「解析Ⅰ」「解析Ⅱ」「幾何」から、「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」へ変わって並立受験最後の年となり、目先に控えた3度目の受験を控えた背水の陣にあって、成人式どころではなかった。
今日驚いたのは、朝から雪が激しく降り出しそのままずっと終日降り続けたことである。17年ぶりの大雪だそうである。爆弾低気圧と言われ、関東各地で停電、鉄道運休、航空便欠航、高速道路閉鎖等の交通渋滞で市民生活に大きな影響が出た。
序でながら日中も雪は降り止む様子が見えず、今日午後国立競技場で行われる予定だった全国高校サッカー決勝戦は、5日後の19日(土)に延期された。当初は中止にして両校(宮崎県鵬翔高、京都橘高)優勝も検討されたようだが、結局延期して決着をつけるという結論になったようだ。仮に両校優勝となったら、ビッグ・イベントの中止としては、平成元年1月7日にその当日昭和天皇崩御のため中止された、大阪工大高と茨城県茗渓学園高の両校優勝となった高校ラグビー決勝戦以来となるところだった。学校関係者の気持ちはともかく、選手にとってはやはり決着をつけたいとの思いが強かっただろうからこれで良かったのではないか。ただ、京都の選手は一旦京都へ帰れるが、宮崎からやってきた選手は帰るわけにも行かないのではないだろうか。願わくば、19日は両チームともベスト・コンディションで全力を尽くして高校生活の最後に相応しい、素晴らしい思い出を創って欲しいものである。
それにしても都心は雪に弱いと痛感する。都内でタクシーが巻き添えでぶつけられたり、首都高速は車が詰まって動かなくなったり、坂では車がスリップして動かなかったり、普段あまり気にしないところが妙に気になった。これほど降雪があったのは久方ぶりだが、これを教訓にしてインフラも多面的に整備してもらいたいものである。