気象予報によると東京都内でも雪が見られると予測していたが、今日1日雪は降らなかった。昨晩から雨が降りある意味では植木にとっては好いお湿りである。まだまだ寒い日が続くと思われているが、何と今日は春を告げる節分である。今年の節分は例年より1日早い。京都では祇園で舞妓さんが、豆まきをやってその姿を多くの観光客がカメラに収めていた。成田山新勝寺では、新横綱豊昇龍、大河ドラマ「べらぼう」主役の横浜流星が豆まきしていた。しかし、まだまだ春は遠いようだ。
さて、先月28日に埼玉県八潮市内で起きた道路陥没は、陥没とともにちょうど通りかかったトラックがその穴へ落ち、運転手の消息はまだ分からない。安否の確認もままならず「魔の72時間」はとっくに過ぎ、もう4日以上経過したので、気の毒にも運転手の生存は難しいようだ。陥没の後道路上の穴は2か所になり、その2つが一緒になり、当初直径10m程度だった穴が40m超の大きな穴になった。地下の下水管が破裂し周囲に水が溢れて土砂が崩れ、運転手の救出と復旧工事は難渋している。県南部の13自治体では、下水道管が閉塞した可能性があるため下水道の使用制限が行われ、住民は対応に苦慮している。特に周辺の住民は下水への排水の自粛を要請され、洗濯が許されず、お風呂にも入れず、困っているようだ。
これほど広範囲に影響を与えている道路の陥没事故は、地下に埋蔵された下水道などのインフラ設備が老朽化して腐食し引き起こしたものであり、全国でもこの種の事故が最近多発している。県が管理して復旧に当たり、今日も悪天候の中で作業に従事する関係者の努力は大変なものだと同情するばかりである。生憎今日の雨で地盤が緩くなった可能性もあり、復旧には大分時間がかかりそうである。
一方、7日に発生したロスアンゼルスの山火事は、31日になって漸く鎮火した。多くの犠牲者を出し、土地や家屋を失った人も数多い。このところトランプ大統領の我が儘、かつ抑圧的な大統領令により関係者、及び関係国に不安を与えているが、地球温暖化防止のためのパリ協定からの再離脱も各国に不安と諦めを与えているが、山火事こそ地球温暖化が与えた人類、特にアメリカ人にすえたお灸である。つまり、トランプ政策によって山火事は、今後も増える一方であることを心しなければならない。トランプ大統領の強引、かつ抑圧的な言動が、自分の身の上に振りかぶさってきていることに気づかなければならない。アメリカの唐変木はこの辺りが分かっているのだろうか。
我が物顔で自由気ままに政治を操っているトランプ大統領にとって、このところ航空機事故が2件も連続して起きた。言いたい放題の大統領は自らへの戒めと思った方が好い。昨日から隣国カナダとメキシコからの輸入品に対して25%の関税を、同時に中国へは10%の追加関税を課すと表明した。カナダのトリュドー首相をはじめ、メキシコ、中国は、報復関税を課すと述べた。これまで友好的だった国との間に、軋轢を起こし国際関係を乱す雲行きになってきた。こんな調子で4年間大統領の座に留まっていられたのでは、各国首脳にとっても夜もおちおり寝ていられないのではないだろうか。毎度のことではあるが、とにかく低レベルの大統領だと思う。