昨晩は遅まきながら、大学ゼミの恩師・飯田鼎先生追悼文集の完成打ち上げを兼ねた最後の編集委員会を、いつも通りプレスセンターで開いてお互いの労苦を労った。幸い文集の評判も予想以上に良くほっとしている。中には誤字、脱字が見当たらないのがすごいと嬉しいお褒めの言葉をもらった。やりがいのあるボランテイアだった。長年続いた同窓会・飯田会もファイナルとなり、やるべきことはすべて終わった。今年は恩師の3回忌を迎える。これで公式のゼミ関係の行事は終わりだが、それぞれに思いがあり、中には同窓会を非公式にでも続けようとの声もある。
大学を卒業して今年が丁度50年目になる。お世話になり尊敬していた恩師も黄泉の国へ旅立たれた。集まりが計画され誘われれば顔を出さないでもないが、公式行事は一旦終了と公表された以上、これから改めて何か仕掛けを考えるというのもどうかなと思っている。どうするかは、私たちより後輩の皆さんに任せるより仕方がないだろう。
さて、夕べ帰宅したらテレビで衝撃的なシーンが観られた。驚いたことにロシア・ウラル地方上空を火の玉となった隕石が流れ落ちていく映像だった。隕石の落下によって千人以上のけが人が出て、3700棟の家屋に被害があったようだ。偶々備え付けられた監視用カメラが破片の落下する状況を写していたが、すさまじい勢いで建物を突き破り、仮に運悪くそんな場所に人が居合わせたら避けようがないのではないか。死者のいなかったことがむしろ奇跡のようだ。
地球上で恐竜が絶滅したきっかけになったと言われる、6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落下した隕石が最も古いものとされているようだが、それから大分経って5万年ほど昔にアメリカのアリゾナ州に直径50mと推定される隕石が落ちて、直径1200m、深さ170mのクレーターが残っているそうだ。
日本にも平安期の861年に現在の福岡県直方市周辺に落ちた隕石が最古とされ、そんな古い時代の重量が本当に分るのかどうか疑問だが、その重さは0.5㎏だったそうである。
この隕石について、アメリカの航空宇宙局(NASA)は大気圏突入前の段階で、直径17m、質量1万㌧だったと推定されると発表した。
直撃されたらひとたまりもないが、スピードが速く事前に予知することはとても不可能である。自然界のハプニングは防ぐ方法がないので、運命を天に任せるしかない。
せめて人間同士の争いで、殺し合いをするような愚かな戦争騒ぎだけは起こさないようにしたいものである。