2146.2013年3月29日(金) 電力無駄遣いのプロ野球開幕

 「春は曙、やうやう白くなりゆく山ぎわ少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」と‘枕草紙’冒頭に謳われたように、この時期になると桜が咲き、緑が鮮やかになり、気分的に何かしらうきうきする。近くの小さな宮前公園に咲く満開の桜がわが書斎から艶やかに望むことができる。

 その春の訪れとともに、プロ野球セ・パ両リーグも今日開幕した。東日本大震災で電力設備が大打撃を受けて電力の供給不足から、停電とか、節電とか、いろいろ電気を節約して使用することが求められ、世論はその方向に向かって協力の姿勢を示してきた。ところが、その中で2年前の震災直後から気になっていたのは、プロ野球の試合がほとんどナイト・ゲームで行われていることである。電力不足が懸念される中で大幅に電力を消費する不要不急のプロ野球が、相も変わらず電気を無駄使いする白色電灯の下で行わている。昼間に屋外で太陽の下で行えば良さそうなものなのに、電力逼迫の折何ゆえ夜間に電力を消費して行わなければならないのか。しかも夜はまだ寒い。学校が始まればナイターの場合子どもたちだって最後までは観戦できないだろう。

 現状は過去の例に則って、電力不足とは無関係に漫然とナイト・ゲームを行っているに過ぎない。電力の無駄使いとか、経費がかかるとかについてプロ野球事務当局は一切耳を傾けようとしないようだ。それに引き換え、アメリカ・メジャーリーグには断固として自分の信念を貫くオーナーがいた。シカゴ・カブスのオーナーは、リグニー・チューインガムの経営者だったが、野球は本来太陽の下で行うスポーツだとの哲学と信念から球場にナイター設備を設置せず、全試合をデー・ゲームで行い、それは今日まで踏襲されているという。すべてこの流儀に従うべきだというわけではないが、日本にもこういう筋の通った頑固オヤジがいても良さそうなものだが、何ひとつ進歩的な行動を起こせない日本のプロ野球界ではこれからも電気の無駄遣いを続けていくのだろう。

 それにしても原発再稼動については、毎度厳しい論調のメディアが何も言わないのは、芯から原発問題を重視しているわけではないということなのだろうか。或いは、プロ野球風情に大事な原発問題を言ったって分かるまいと不遜にも考えているのだろうか。

 さて、今日は2012年度最終営業日だが、アベノミックス景気の市場は日経平均株価12,397円で閉めた。1年前に比べて23%も上昇した。新年度もこのままのトレンドを辿ってもらいたいものである。

2013年3月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com