2160.2013年4月12日(金) 村上春樹の新作品、果たして評判はどうか。

 昨日に引き続き今日も妻に付き添い田端の東京女子医科大学東医療センターへ術後の状態を診てもらいに出かけた。妻は顔面右半分の大きな包帯を取ってもらったので、昨日に比べて少しは見られる顔に戻った。外見上も以前のように上瞼が下がっている様子は見られず、その分左目と同じ大きさになったような気がする。妻も視界が広くなり目に入る光景も明るくなったと喜んでいるから具合は良いのだろう。ただ、右目の周囲に傷跡が残っているので、これからそれをどうやって繕うかを考える必要があるかも知れない。まあ最近の医療技術では何とかうまく誤魔化してくれるのではないかと期待している。この後18日に抜糸するそうだから、それまではあまり動き回らない方が良いのだろう。

 昼食のために立ち寄ったJR田端駅ビル内に大きな‘TSUTAYA’書店があった。店頭に今朝0時を期して発売された村上春樹の話題作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」という意味のよく分らないタイトルの著書が、堆く平積みされている様子が目に入った。村上ファンにはこういうカリスマ的なタイトルとか、ストーリーが受けるようだ。同時に10回読んでもよく分からないという愛読者もいるから面白い。実際村上自身が、「『1Q84』がいわばジェットコースター的な物語だったので、それとは少し違うものを書いてみたいという気持ちがありました。それがどんなものなのか、書いてみないとわからなかったけど」と語っている。実際村上は何を意図してこの小説を書いたのかどうもぴんと来ない。今まで村上春樹の作品は読んだことがなかったが、「1Q84年」以来3年ぶりの新刊で話題を呼びそうだし、今年こそノーベル文学賞が期待されている作家でもあるので急に読んでみたくなり、買い求めた次第である。

 昨晩から多くの書店では若者を中心に大勢の村上ファンが列を連ねて発売を待っていたようだ。出版元の文藝春秋社では、初版にしては異例の50万部を印刷して販売に備えていたというから驚きである。因みに同書の後付を見てみると発行日が3日後の4月15日になっていた。

 興味本位で買い求めた今年の芥川賞作品の黒田夏子著「abさんご」も書斎の本棚に置いたままでまだ読んでいない。これも縦書きあり横書きあり、前から読むか後ろから読むか、どこから読み始めたら良いのかよく分らない。少々変わった手法の作品である。著者とは早大の同級生だった下重暁子さんから度々伺っていたが、75歳の芥川賞史上最高齢者が受賞したと話題になった作品である。だが、読書というのは知的好奇心だから、読みたいと好奇心を呼ぶものでなければ、いかに作品として優れていてもあまり意味がないと思う。読みもしないうちから屁理屈を言って笑われそうだが、折角手に入れた話題作品なので、この2冊も早いうちに読了して、その後に読後感を書いてみようと思う。

 さて、今日も北朝鮮の好戦的な姿勢は変わらない。諸外国の忠告や説得には一切聞く耳を持とうとしない。ウォーキングの帰りに立ち寄ったコンビニで立ち読みした夕刊紙「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」のトップ記事に、金正恩総書記の強気の原因として「地位に怯える」とか、「軍内部にクーデター」と穏やかならぬ表現が見られた。金正恩が就任してから1年が経過した今、トップとしての地位はまだ極めて不安定で軍内部の強硬派に押され、内部にはクーデターの噂も流れる有様である。金正恩としては何とか信頼を得られるリーダーシップを取りたいと必死に足掻いている結果が、この対外的な強気な姿勢に反映されていると断じている。当らずとも遠からずだと思う。

2013年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com