2182.2013年5月4日(土) 憲法改正議論はこのままで良いのか。

 昨日早朝から奈良から長男家族5人がやって来て、すぐに東京の田舎っぺが喜び巡る、JR東京駅丸の内駅舎と東京スカイツリーへ揃って出かけたが、何せ連休の真っ盛りのためスカイツリーが混んでいて、やっと夜8時にエレベーターの搭乗予約が取れたと言っていた。しかし、それが反って素晴らしい夜景を楽しむことができて小中学生の孫たちは大喜びである。今日も去年まで近所に住んでいた横浜の友だちへ会いに行くと言い、揃って車で出かけた。普段夫婦だけの所帯へ大勢で押しかけて来られるので、生活ペースがすっかり狂って眼の手術を終えたばかりの妻があれこれ気を遣うことは並ではない。孫たちが訪ねて来るのは大歓迎だが、身体をこわしはしないかという点だけが気になる。明日帰るというが、どっと疲れが出なければ良いがなぁと思っている。

 さて、昨日のブログに書き込んだ憲法改正について、今日の朝刊に幾人かの有識者の意見が紹介されている。自民党の憲法改正志向、就中96条改正について概ね批判的である。

 例えば、自身憲法改正論者と断ったうえで、小林節・慶大教授は現在自民党が取り組んでいる憲法96条の改正の条文、所謂国会議員の2/3以上の賛成が得られなければ、憲法改正はできないとの条項を1/2以上の賛成で改正できるよう変更しようとしていることに、憲法条文の中身ではなく、その改正のための手順を変えてまでして憲法改正のためのハードルを下げようとするのは、裏口入学のようなものだと手厳しい指摘をしている。

 実際今までこういう裏の手順で行えば憲法改正が容易にできるとは思ってもみなかった。法律の隙間を突くような狡賢い戦法ではないか。外国にはこれまでに自国の憲法を改正した例がかなりある。改憲論者はこれをひとつの突破口にしている。だが、彼らの改正は本丸で憲法の基本的議論を戦わせたうえで改正されている。例えば、アメリカ憲法は過去に何度か改正されているが、それは正攻法の改憲論議の末に、国会議員の2/3以上の賛成を得て、その他に各州議会の3/4以上の賛成を得て初めて憲法改正が認められたものだ。入り口で手続きをいじくってハードルを下げるような阿漕な手段は取らない。

 マス・メディアの考えも各社各様に異なる。元々右寄りだったサンケイと朝日では正反対であるし、最近右翼思想の見られる讀賣はサンケイに近い論調である。

 それにしても安倍政権が昨年の衆議院選で過半数を得て、アベノミクスの好況によりとんとん拍子で右肩上がりとは申せ、いかにもことが性急過ぎるのではないか。今彼らの頭の中には、自分たちだけで新しい憲法を制定し、後世に名を残したいとの名誉欲が凝り固まっているようだ。それは、例えば憲法には国民投票の具体的な仕組みの規制がないことを良いことに、その手続きを定めた国民投票法をも投票年齢20歳から18歳に下げてしまおうと考えていることでも分る。戦争を知らない世代の投票を期待することによって、さらに改正をしやすくしようと考えているのだ。

 今や何でもありの状態で、よほど気をつけないと国民が知らぬ間に騙されて徴兵され、戦場へ借り出されることが当たり前になる。そうなってからでは遅いと思うのだが・・・。 

2013年5月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com