イスラエル空軍機によるシリア爆撃が懸念され、この影響が大きく広がらなければ良いと願っていたが、それ1回きりでその後どこのメディアでも後追い報道をしていない。アラブ諸国にとっては極めて深刻で大きな問題になると思っていただけにちょっと拍子抜けであるが、まぁほっとしている。でも現状はそういうことのようだから、このまま沈静化することはあまり期待できないにしても、水面下で関係緒国が折衝し、何とか円く収まることに望みをかけたい。
さて、昨年中国が非常識で、国際法上とても考えられない、一方的な「直線基線」についてアメリカ国防総省が批判的なコメントを発表した。直線基線を設定した中国の意図は尖閣諸島を自国領土として扱えるよう中国の都合で独断的に考えたものである。独自の意向で境界ラインを自国に有利に線引きしようとする不条理で国際法にもそぐわない国連への申請であり、いずれ国連からも却下されることになるだろう。同時にアメリカは「尖閣は日本の施政下にあり、いかなる一方的な行為にも反対する」とも述べた。これはこれまでアメリカが尖閣諸島について主張し続けてきたことであるが、改めて中国に対して懸念を表明することによって中国に注意を喚起し、日中間の緊張を増すことに警告を発したものだ。
大型連休前に挑戦的に危機感を煽り、周辺国を恫喝し続けていた北朝鮮が、中距離弾道ミサイルの発射台を取り外したと日米政府筋の発表があった。これについて識者のいろいろなコメントがあるが、北朝鮮は重要な切り札を切り過ぎたとまで言われている。北朝鮮の今のやり方が行き詰まっている証拠だが、次にどんな嫌がらせの手を打ってくるのか、相手が相手だけに油断がならない。