2190.2013年5月12日(日) 円安効果もいろいろ

 今日から大相撲夏場所が始まった。ひところの八百長騒ぎの影響を受け、まだ完全には客足は元へ戻っていないようだ。偶々NHKがテレビ放送を開始して今年がちょうど60年目になる。その昭和28年から大相撲の放送が始まったと聞いて妙に懐かしく感じた。私が京都の公立中学3年生の時で、学校から帰るとすぐに阪急京都線・桂駅近くの友だち宅のラジオ店で、結びの一番が終わるまで全取り組みをじっとテレビで観ていたものだ。かつての大相撲ファンのひとりとして、一日も早く元通り日本の国技として復活して欲しいものである。

 さて、先週末にイギリス南部アイルベリの宮殿と思しき館で開かれていた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議も終わり、円安が進んだことから日本への批判が強まるのではないかと一部で懸念されていたが、突風は麻生副首相・財務金融担当相と黒田日銀総裁の頭上を通り過ぎて行き、日本としてはひとまずやれやれという安堵感があった。それが原因かどうか分らないが、会議後の記念写真を撮る直前につい気を緩めたのか最前席に座っていた麻生副首相が股の間にスマホを置いていじくっている幼稚な姿が映った。まるで電車内の通学中の高校生と変わらない。こんな無作法で子ども染みた大物は他の国にはそうはいない。ギャングスタイルの親分風として知られる服装はともかくとして、柄の悪さとお行儀の悪さでは天下一品の麻生氏であるが、せめて外国プレスが注目するような場では、軽蔑されるような行動だけは慎んでもらいたいと思う。

 円安傾向が進み、輸出企業が利益をあげる中で、当然すべてが上手くいくようなわけにはいかない。輸入に頼る産業、特に食料、石油産業は厳しい。しかし、前期決算や今期決算予想を発表する企業の中で自動車産業「スズキ」のように輸出型企業として円安効果によりウハウハと思いきや、鈴木会長兼社長が製造工程を海外に移転させた以上そこで生産せざるを得ない苦しみがあると明かした。工場を今更日本に持ってくるわけにはいかない。だから必ずしも円安効果が反映されることではないと話されたのは、実感が篭っていた。むしろ円安とか円高ということで一喜一憂することが問題なのだ。

 やはり現場で生産に当る人たちの苦労話にじっくり耳を傾けないと実態とか、真実は分らないものだ。況して副首相ともあろうものが、自分たちが日本の今の円安景気をもたらしたとの思い上がりか、高校生レベル程度のパフォーマンスしかできないのはあまりにも未熟で、今後止めてもらいたいものである。大抵の日本人はがっかりする。

2013年5月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com