今朝は横浜で合唱祭に参加する妻を駅まで車で送った帰りに、そのまま都議選投票所の東深沢小へ回って8時前に投票を済ませた。こんなに早く投票したのは初めてである。こんなに早い時間に投票所へ来る人はまだまばらだった。夜になってNHKニュースでまだ確定しない当選者予想をしていたが、やはり昨年の衆議院選の投票結果と同じように第1党だった民主党が自民、公明に破れ第3党に落ちそうだ。自民党は衆議院選の余勢を駆っている。
都議選の結果により都民である我々の生活が大きく変わるわけではないが、明日の最終結果を注目したい。それにしても前回に比べて投票率があまりにも低いようで、全体的に政治離れが進んでいるのではないかと憂慮される。この点では明日確定する投票結果を分析して年齢別の投票率をよく考えてみたい。
さて、午後浅草公会堂で上野浅草フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会が開かれ、チェリストの赤松晋さんが一員として演奏され、いつも通りゼミ仲間が挙って出かけた。いつもながら赤松さんの若さ溢れる演奏ぶりには感服である。
演奏曲目は、ベートーヴェン「歌劇『フィデリオ』序曲」、ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」、チャイコフスキー「交響曲第6番『悲愴』」だった。いつもこの演奏会ではあまり知られていない曲が演奏されることが多いが、今日は最後のチャイコフスキーが良く知られた曲だったので、楽しめた。ただ、寡聞にして知らなかったが、「悲愴」とはこれまで「悲槍」だとばかり思っていた。
いつも通り生前永井荷風がお気に入りだった「アリゾナ」で会食をして盛り上がり親交を深める。実に楽しい宴である。この場でしばらくの間ご命日に飯田先生の墓前へ供花することについて全ゼミ生に報告する必要を説明し、了解を得ることができた。