2235.2013年6月26日(水) 変な人物、スノーデン氏と鳩山由紀夫氏

 いま内外にその言動の真意と理由がよく理解できない不思議なパフォーマーがいる。1人は先日アメリカを脱出した元CIA職員のエドワード・スノーデン氏であり、もう1人はわが日本の鳩山由紀夫・元首相である。

 スノーデン氏は滞在先の香港で、アメリカ国家安全保障局(NSA)が個人情報収集を行っていると海外のメディアに語った。氏は一時ハワイのNSAに勤務していた時期があり、その時秘密情報に触れる機会があったことが今日の謎の行動の背景にある。アメリカ政府は必死になって氏を捕捉すべく追っているが、氏は香港からモスクワに飛び、現在ロシアに入国せずトランジット客となってモスクワ空港に留まっているようだ。30歳のスノーデン氏は現在アメリカ政府から追われる身になったが、年収20万㌦の報酬を得ながら母国アメリカを裏切り、リスキーな将来に立ち向かって敢えて母国を非難し放浪する、その真意がよく分らない。

 プーチン・ロシア大統領は氏の身柄をアメリカに引き渡すことはしないと言いつつ、他国へ移動することは引き止めないと言っている。反米的な行動で知られるエクアドルとヴェネズエラ政府が亡命を希望するなら受け入れると公表しているので、最終的にはそちらへ向かうのではないだろうか。今日もまだモスクワ空港にいるようだが、これから数日は氏の行動から目が離せない。

 一方、もう1人問題を投じたのは鳩山由紀夫・元首相である。幽霊のようなこの人の軽率な発言は、これまでも再三問題を引き起こしては顰蹙を買ってきたが、今度は香港のフェニックステレビとのインタビューで尖閣諸島問題に関して元首相らしからぬ、いかにも中国が喜びそうな発言をしたのである。

 彼は何を言ったのか? 「尖閣諸島は中国側から見れば、盗んだと思われても仕方ない」と中国側の立場を擁護したのである。尖閣諸島がどちらに属するかの問題を離れて、一国の首相を務めた人物が自国の立場を捨て、相手国の立場に理解を示すとはとても考えられない。何を思ってこういう軽薄な発言をするのか。沖縄の米軍基地の県外移設を約束したり、一度は引退を表明しながらすぐ撤回したり、昨年はイラン入りして経済制裁を課しているイラン政府に肩入れする発言をしたり、支離滅裂なのである。よくもこれだけ、後から後へと軽口をたたけるものだと呆れるばかりである。人間的にまったく信用できないし、お話にならない。

 スノーデン氏のケースは自らの生命を賭けて自己主張しているが、鳩山氏の場合はただ元首相という肩書きを背に金の力で周囲のお膳立ての下に行動しているだけで、能動的でなく実に非生産的である。やるべきことは、こういう軽薄な人間を危険地帯に連れ出さないことが国家にとって最大の安全策だということだ。疲れるなぁ、まったく。

2013年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com