5月の新潟市内滞在中に1度、先月トラック島旅行中に1度、そして今日は午前中から夜まで一日中腹痛に悩まされている。何だかんだと言っても、若いころと違って少し身体が弱くなっている証拠に違いない。特定の原因は思い当たらないが、取り敢えずいただいた「トンプク」の錠剤を服用しているが、夜遅くなって漸く効果が表れ収まってきた。来月1日に慶應病院で昨年に続いて人間ドック検査を受けるが、昨年検査し損なった腸検査を内視鏡で診てもらう予定なので、多少気になっている腸の様子がはっきり分ると思う。
不順な天候が続いた気象状況だったが、東京は梅雨明けだそうである。平年より15日も早い。関東地方はほとんどの都市が30℃を超えている。群馬県館林では最高の37.4℃を記録した。今日も近くを軽く散歩したが、風が強いのと強烈な日差しに僅かな距離だが、汗びっしょりである。
日本を離れてアメリカ・カリフォルニア州のデス・バレイ(Death Valley National Park)では、ちょうど今から100年前に最高気温56.7℃を記録したそうだが、今日も51℃を超えたというから驚きである。
さて、昨日エジプトで軍部クーデターによりモルシ大統領が解任されたが、これに不満を抱くモルシ氏支持グループがデモを計画し、カイロ市内に集結した。ナイル川を挟んでモルシ氏支持派と反対派がにらみ合っていたが、支持派が橋を渡ってタハリール広場へ向かったところで衝突して、30人以上が死亡した。潘基文・国連事務総長もエジプト治安当局にデモ参加者を保護し、武力衝突を回避させるよう求める声明を発表したが、果たしてどれほどの効果があるだろうか。
早期にこの混乱状態を解決するためには、もう一度選挙を行って新しい大統領を選ぶことが最善の策であるが、軍命令によって暫定大統領に就任したマンスール最高憲法裁判所長官が、軍に感謝の意を表す腰砕け状態で、すでに大統領令を出してイスラム派が多数を占める諮問評議会(上院)の解散を命じたような実態である以上、正規の民主選挙を行うことは難しいのではないかと思う。外務省もエジプト全土への渡航延期勧告を出した。泥沼化したエジプトはこれからどうなるのだろう。観光客も訪れずカイロ郊外ギザのピラミッド周辺では、観光用ラクダが欠伸をしているのではないだろうか。