6061.2024年3月26日(火) 自民党の裏金調査は解明なるか?

 自民党の裏金問題が国民から批判を受け、自民党内でもどう解明すべきかもたもたしていたが、昨日岸田首相が組織的に裏金作りを行っていた安倍派幹部4人に聞き取りを行うと参院予算委員会で述べ、早速2人と会った。2022年7月に安倍元首相が亡くなったが、その前の4月に安倍氏はキックバックを止めようと語っていたにも拘らず、安倍派幹部が8月にそのままにしようと話し合ったようである。関与した幹部4人とは、塩谷元文科相、下村元文科相、西村前経産相、世耕前党参院幹事長らを想定し、その結果4月上旬に関係議員を処分する考えのようである。関係議員を厳しく処分するに当たり、党員の中で収支報告書へ最大の3千5百万円の不記載がある二階俊博元幹事長も岸田首相に同調した。それが、二階氏が次回の衆院選に立候補しないとの突然の公表である。しかし、自ら不記載を認めながらその理由を説明することもなく、一方的に身を退く宣言、しかも直ちに辞めるというのではなく、次回選挙に出馬しないと、聊か都合が良すぎて無責任ではないだろうか。二階氏は85歳で自民党議員の中では最年長でもあり、そろそろ引退の時機ではある。しかし、自らの不祥事のけじめをつけることもなく、幹部4人の責任を追及したままでは、国会議員の立場として理に適っていると言えるだろうか。

 その二階氏が、嫌々ながら会見をしたが、質問に対して直接応えることはほとんどなく、代わりに傍に控えた側近の林幹雄元経産相が代弁していた。そして会見の最後に記者から辞めるのは年齢的な問題か、と問われたことに対して「お前もその年が来るんだよ。ばか野郎」と乱暴にイタチの最後っ屁を浴びせるような怒り方だった。こんな下品な代議士が連続13回も当選する政界はおかしい。この非常識な言動に対して、メディア全体として裏金とは別に、強く非難すべきであると思う。いずれにせよ、問題は岸田首相が本当に幹部への聞き取り効果をはっきり示すことが出来るかどうかが問われる。

 さて、今日はミクロネシア大使館からの案内で、明治記念館で開催された「第46回アジアの祭典・チャリティーバザー」へ市川中学時代のクラスメート夫妻と出かけた。コロナ渦により数年中止されていたが、昨年から会場を代えて行われている。アジア26か国大使館共催によるもので、各国ブースで民芸・民族品を提示しつつ販売も行っている。中々珍しい民芸品を安く販売しているので、来場者が押し合いへし合いである。来場者の9割方が女性で女性の好みそうな土産品が結構売れているようだった。友人夫人にも喜んでいただけたようで何よりだった。チャリティーと言われるように、収益はバザー参加26か国の福祉、教育支援、災害援助に使われる。

 今日生憎都内はかなりの雨模様で日中はかなり激しい雨だった。昼食を明治記念館では窮屈そうで、外でいただく適当なレストランが近くに見つからず、近くの慶應病院のレストランでどうかと夫妻に尋ねたところ、快諾してもらったので、病院の11階に帝国ホテルが経営している「ザ・パーク」でランチをいただいた。普通病院内のレストランでは患者か通院者ぐらいしかいただかないものだが、今日は病院内のレストランに外から入るというアブノーマルな食事となってしまった。ただ、レストランからは景色が良く、目の前に国立競技場や絵画館が望めて、食事も帝国ホテル製だったので美味しく、友人夫妻にも結構気に入ってもらえたようでホッとしている。

 今日は珍しい催しの中で久しぶりに友人と自由にのんびりと過ごした1日となった。

2024年3月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com