5931.2023年11月17日(金) 5人兄弟妹の敬老大宴会、大谷翔平選手にMVP

 数日前から今日は豪雨と強風に襲われると予報があった。やはり藤沢駅に着いた昼頃から雨が激しく降って来た。それでも今日は久しぶり、というか初めてわが兄弟妹5人が集いテーブルを囲んで会食をした。これは男兄弟4人が皆80歳を超え、それぞれ年齢なりの症状を抱えてはいるが、何とか無事に生きている今だから食事をしようとの声が自然に出ていた。そこでかつての実家があった湘南鵠沼に住む妹夫婦が自宅で会いましょうと声をかけてくれ、懐かしい鵠沼の地を訪れることになった。86歳の兄、85歳の私、83歳の次弟、81歳の末弟に、77歳の妹と84歳の妹の夫、私の妻78歳、末弟の妻76歳の後期高齢者8人が細やかながらも敬老大宴会?を開いたのだ。80歳代の兄弟がひとりも欠けることなく、元気でいられるのはかなり稀であるかも知れない。妹は、嫁ぎ先の義父母を亡くなるまで世話をし、特に昨年亡くなった義母は長寿で100歳で看取ることになった。実の妹ながらも実に面倒見が好いと感動している。コロナ渦もあり、私たち兄弟も久しぶりにお互いの顔を見ながら心から会話をエンジョイすることが出来た。帰路は旧実家跡近くを通り、しばし感慨に耽りながら藤沢駅まで末弟夫婦に車で送ってもらった。実に楽しい晩餐会だった。何とか元気なうちは、またいつか同じように会食をしたいものだと思っている。
 さて、今朝予想されていたことではあったが、ビッグ・ニュースが飛び込んできた。大リーグ(MLB)・エンゼルスの大谷翔平選手が、野球担当記者30人からアメリカン・リーグの今年度最優秀選手(MVP)に満票で選ばれた。2年ぶり2度目の受賞である。2度の満票は史上初めてである。投打の二刀流として開幕前から期待されていたが、その期待を裏切らず、打者として打率0.304、本塁打44本の本塁打王、打点95の実績を上げ、投手としても10勝5敗、防御率3.14の成績を残し、見事二刀流の活躍をして、ベーブルースの再来と言われた。一部のアメリカ人野球記者からは、大谷選手はこれまでの選手の中で最高の選手とも言われた。それはともかく、日本人選手がこれほどまでにアメリカ人の野球関係者や、ファンから高く評価された選手はいないかも知れない。だが、野茂投手や、イチロー選手がメジャーリーグで活躍するようになってから、その評価は高まって行ったが、まだ大したレベルではないと過少評価の声も随分あった。それでもイチロー選手が、首位打者を取り、日米通算3千本安打を記録するや、MLBで3千本を達成していたピート・ローズ選手が、ハイ・スクールとMLBで計3千本打ってもそれほどの価値はないと、日本の野球を低レベルと見做して、まるで相手にしなかった。それがあれから20年が経ってこの変わりようである。まさに昔日の感がある。実際今の日本人選手は、アメリカ人ファンも脱帽するほど目立って活躍している。

 大谷選手は今年エンゼルスとの契約が切れてフリーエージェントになる。来年度はどのチームでプレーするか、今ファンの注目を集めている。新チームとの契約は大リーグ史上最高額の大型契約となるだろうと噂されている。その巨額な契約金とは、実に5億㌦、日本円で750億円というから驚きである。

 実際の契約はどうなるか、何とも言えないが、いずれにせよ日本人選手が、これほど広く注目を集め実績を上げた選手はいない。来年は右ひじの手術を受け、来年度は投手を避け、打者のみの出場となるが、期待を裏切るようなことはないだろう。日本の野球界も進歩したものである。

2023年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com