2402.2013年12月10日(火) マンデラ元大統領の追悼式挙行

 右手を剥離骨折してちょうど3週間が経った。全治3週間との診断だったので、今日整形外科へ行ってレントゲンを撮って診てもらったが、剥がれた骨はまだ完全には付いていない。引き続き、いままで通り添木を当ててもう1週間後に改めて診てもらうことになった。少しうんざりしてきたが、こればかりはしようがない。友人からお見舞いのメールをいただくが、ほとんどが年齢を考えて行動を注意深く、セーブするようとのありがたいご託宣である。

 さて、今日先日亡くなった南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の追悼式がヨハネスブルグで行われた。アメリカからはオバマ大統領夫妻以下、歴代大統領のブッシュ、クリントン、カーター氏らが、イギリスからはキャメロン首相、ブレア元首相、フランスからオランド大統領、サルコジ前大統領、潘基文・国連事務総長ほか世界の政界で活躍中の大物がやって来た。日本からは皇太子、福田康夫元首相が出席した。最近アフリカ諸国への経済投資が活発な中国は誰を派遣したのだろう。

 これだけ世界の要人が出席する追悼式はそうざらにはないと思う。どれだけ世界中の人々から尊敬され慕われていたかということが分る。何といっても一番尊敬できる点は、人種の対立を止め、融和を目指すことを信念として、自分自身が白人政権から投獄されていながら釈放されるや白人への復讐を禁止し、白人至上主義と黒人至上主義をなくし、相互の融和を図ったことである。その結果黒人の白人へのあからさまな攻撃はなかった。このマンデラ氏のヒューマニティはどうしたら培われるのだろうか。敬服するばかりである。

 今日はもうひとつ嬉しく思うニュースがあった。着任間もないキャロライン・ケネディ駐日米大使が長崎を訪れ、慰霊碑にお参りし、原爆資料館を見学したことである。これまで原爆投下国アメリカの駐日大使では着任後大分経ってから訪れた前任のルース大使を除いて原爆被災地を訪れた米大使は残念ながらいなかった。被災地訪問を電光石火で行ったケネディ大使は20歳の時、叔父のエドワード・ケネディ議員とともに広島も訪れている。ケネディ大使の行動には、自らの強い信念と積極性が窺えるようだ。日米2国間には問題が山積しているが、専門ではないとされる政治を学んで日米間の融和を演出していただけることを期待している。

2013年12月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com