5645.2023年2月3日(金) ミクロネシア大使館新築祝賀式典に出席

 ミクロネシア連邦大使館が、目黒区内に新築され近日現在の六本木から移転することになった。詳細は、まだHP上にも明かされていないが、節分の今夕渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで新築移転記念祝賀レセプションが開かれ、正式にその存在が公表された。私たち夫婦も、ジョン・フリッツ大使ご夫妻からご招待をいただき、出席させてもらった。

 2014年に上梓した「南太平洋の剛腕投手」の中で、主人公役だったアイザワ・ススム酋長の甥にあたるフリッツ大使を、副主人公役の森喜朗元首相からご紹介いただき、以来何度かお会いしている。特に、ミクロネシア独立記念、及び日本とミクロネシア外交締約記念パーティが、コロナ禍以前には毎年11月に開催されていたので、その都度ご招待をいただき、出席していた。大使とお会いするのは、4年ぶりになるだろうか。

 前記拙著の出版記念パーティを新宿で開いた時には、大使は四国へ出かけておられ、出席していただけず、代理に大使秘書に出席していただいた。従って妻は、秘書にはお会いしているが、大使にお会いするのは初めてである。

 会場は多くの招待客で溢れていた。入口に私が寄贈した花輪が一番目立つ場所に置かれていた。あまりにも多くの招待客が訪れたので、会場入り口前で出迎えていた大使ご夫妻に挨拶する前に時間が来て大使は会場へ入られた。今日の招待客は500人は下らないのではないだろうか。

 冒頭来日中のパニュエロ大統領が約30分に亘って感謝のご挨拶をされた。その途中不意に岸田首相がSPに護衛されて登場された。大統領の挨拶に続いて岸田首相もスピーチをされた。首相夫人も別途来られた。まさか両国の首脳がスピーチされるとは思ってもいなかった。しかし、ミクロネシアは戦前の日本統治時代を含めて、長い間日本とは友好的な関係にあった。国民の約20%が日系人と言われているくらいである。実際に私自身何度もミクロネシアを訪れたことがあり、現地の日本人に対する親しみと優しい気持ちをしばしば実感したものである。正式な外交関係が締結されて今年で35年になる。これからも両国間の関係は、強まることこそあれ、弱まることはあるまい。

 残念だったのは、今日会えると思っていた人たちがまったく現れず、結局妻とともに大使への簡単な挨拶程度と秘書に挨拶しただけで終わってしまったことである。森喜朗元首相と水落敏栄日本遺族会会長は、ご都合が合わなかったのだろうが、一番期待していたフリッツ大使の親戚筋に当たり、大使が東海大学に留学していた当時の身寄り先だった、辻堂の相澤重男氏ご夫妻が来られなかったことである。体調が悪いとはかねがね承知していたので、何とか会えることを楽しみにしていると手紙に書いて拙著を送ったりもしたが、余程具合が悪かったのだろう。

 中小87個の貝を結んだ首飾りをそれぞれ首にかけてもらい、帰りがけには2人分の花束とお土産までいただいた。随分気持ちが行き届いていると感じたものである。考えてみれば、アルコールを飲んだのもお正月以来1か月ぶりのことである。

 新大使館は、目黒通りに面した場所のようだから、我が家からは一本道で近い。いずれ新大使館を見学がてら一度訪れてみようと思っている。

2023年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com