2409.2013年12月17日(火) 戦争への道を歩き出したか。

 北朝鮮の金正日・前総書記が亡くなってちょうど2年となった。式典、テレビ報道どれを取っても相変わらず芝居気たっぷりの金正恩第一書記への崇拝と絶対忠誠を求める一連のパフォーマンスには、馬鹿馬鹿しくて二の句が告げない。張成沢氏の粛清については、いろいろな怪情報が乱れ飛んでいるが、張氏のクーデター計画が露見したとか、経済計画が失敗した責任を取らされたとか、張氏の処刑は大勢の兵士による一斉銃殺だったとか、これには背後にいる唯一の支援国家・中国も打つ手がなく、どうして良いか分らないようだ。

 その中国の軍拡を意識した、わが国の新たな防衛計画の大綱と2014~18年度中期防衛力整備計画が決定された。日に日に右傾化の道を突っ走る安倍政権の本音が露骨に出てきた。特定秘密保護法の制定に始まり、憲法改正問題を隠しながら非核三原則の形骸化、武器輸出三原則の骨抜き等々法衣を脱ぎ出してきた。これからどういう風に過激な道を進むのか。

 嫌な想像だが、太平洋戦争と同じパターンになってきたような気がする。国民が何も知らない間に、国は仮想敵国をイメージし、気がついた時には取り返しがつかなくなって戻れないパターンになっている。こうして国民はいつの間にか戦争に巻き込まれる。国民が知ろうとすれば特定機密秘密保護法によって処罰される。間違いなく戦争への道へ踏み出している。怖いという気がする。これで良いのだろうか。

2013年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com