5639.2023年1月28日(土) アルコールに溺れるロシア人

 今朝起きて外を見たら庭にはほんの少しだが、雪が積もっていた。今年初めて初雪を実感した。相変わらず日本各地、特に日本海側で豪雪による被害が出ているようだ。豪雪と言えば、2002年3月にシベリア鉄道で横断した時の1週間は雪、雪、雪の連続で、戸外に見るものすべてが白い雪だったことを思い出す。

 ついては、ロシア人の酒好き、否アルコール中毒についてNPO紙にコラムを書き、友人らに知らせたところ大分関心を持ってもらい、中には他にいくつかの酒にまつわる小話を教えてくれた友人もいる。ロシアの成人のほとんどが酒を愛して、留まらないところがあり、つい脱線する。ロシア大陸の極寒はとても言葉には表せられない。30余年前の11月にシベリアを訪れた時には、チタで零下20℃の寒さに直面した時は、身体が凍えるような肌寒さだった。そんな極寒下では、ついアルコールに手が伸びてしまうのだろう。

 「少しの酒は体に良い」との説があるが、これを真っ向から否定する指針がカナダで発表され、一部で波紋を呼んでいる。「例え少量であってもアルコールは健康を害する」というものである。飲酒をどうしても避けられない場合でも、指針はビールやワインを週1~2杯程度に抑えるよう訴えている。いずれの説も分からないわけではないが、飲むにしても週にビールを1~2杯程度ではとても飲んだ気がしないのではないだろうか。

 私もかつては毎晩晩酌を欠かさなかったが、サラリーマンを辞めてからは夜間友人らと会う機会もなくなりアルコールを飲む機会が減ったせいや、最近ではこのコロナ禍の影響もあり、外出することもなくなり飲む機会も減ったし酒量もめっきり落ちた。やや極端だが、一昨年はたった5度しかアルコールを飲むことはなかった。昨年は妻が正月に入院していた関係もあり、その期間中に6度も飲酒したが、その後は8月に1度友人とビールを軽く1杯口にしただけだった。今年もまだお屠蘇として2回飲んだだけである。時代も変わったが、酒を飲む自分も随分変わったと思っている。

 さて、時代の移り変わりと、進化したITによる悪用により、強盗の方法、テクニックも随分変わったなと知らされた事件が、連続的に国内各地で幅広く起きている。強盗なんて家人の留守を狙いこっそり忍び込み金品を盗み取るものだという常識が変わったような事件の頻発である。チームプレイで強盗を冒すのだが、強盗団はお互いを必ずしも知らないケースがある。首謀者からSNSによる指示によって実行役が行動するらしい。今回殺人まで犯した事件では、「ルフィ」と称する首謀者から指示が発せられているというのだが、その「ルフィ」はマニラの収容所に収監されている。普通なら外部との連絡なぞ出来ない筈だが、収容所では賄賂を使い高級な扱いを受けており、通信機器も自由に使えるような囚人で、ちょっと普通では考えられない。やっと警察庁から「ルフィ」の行動に問題ありと指摘され、マニラの収容所では、「ルフィ」の特権をはく奪したようだ。それにしても従来の「強盗」の常識から大きく外れた、強盗のやり方には驚くことばかりである。警察庁としても警察のメンツが保てなくなる点もあり、徹底的に調べて全員を逮捕し事件を根絶して欲しいものである。

2023年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com