3299.2016年5月25日(水) いよいよ明日伊勢志摩サミット開催

 明日から伊勢志摩サミットが開催される。各国の大物政治家が続々と日本を訪れている。今夕ベトナムから来日したオバマ大統領は、直ちに安倍首相と日米首脳会談を行った。

 このところちょっと都内へ出かけたりテレビで観る限り、過去に日本で開催されたサミットに比べてセキュリティ・チェックが大分厳しいようだ。人の集まる駅周辺や盛り場では、パトロール中の警察官の姿がやたらに目に入って来る。ゴミ箱も封鎖されて異物を捨てるような入れ物がなくなった。

 今回サミットが開催される賢島は、陸海空のセキュリティ上、また日本のルーツ近くの伊勢神宮と真珠の産地が近くにあり、ロケーションから言えば申し分ないと思う。各国首脳には風光明媚な賢島でぜひとも日本滞在の良い思い出を作ってもらいたいものである。各国記者団も伊勢志摩について母国へ発信するだろうから、知名度も上がるだろう。副次的にこのサミットがわが国の旅行業、就中インバウンド業にとっても福の神となることを願いたい。

 さて、このところ話題を賑わせている舛添要一・東京都知事の公私混同疑惑問題で、今日知事が先週の会見で40回以上も口にした「公正な第三者」の弁護士2人が決まった。2人とも元検事の弁護士である。知事は公正な第三者と言いつつ、氏名は公表しないという。第三者というが、知事が決めた「公正な第三者」が果たして第三者と言えるだろうか。第三者と言う以上普通は、第一人者である知事が行う人選ではないと思う。本当に知事がいう第三者なり得るのだろうか。勘ぐれば、ことはすべて舛添知事の手の内にあるような印象を受ける。今日も多くの評論家や専門家の意見を聞いていると、現時点で分かっている疑惑は、すべて疑わしいとの疑念が消えない。普通ならこれだけ怪しい行動をして、都民から納得されていない現状では、職を辞するというのが当然であり、誰もが納得できる。

 しかし、上昇志向が強くケチでセコイと揶揄されている知事としては、何とか現在の地位にしがみついていたいのだろう。これだけ世間から行動と品性に疑念を持たれていながら、まったく羞恥心もなく知事職にしがみついているのは、知事自身の卑しい本性の表れであるとともに、知事を現職に推薦した自民、公明両党の思惑もあるからだろう。一連の動きは都民税を払っている都民に顔を向けていない。もうどう転んでも再起不能だろう。仮にこのまま職に留まるとするなら、理由をつけてこれからも公私混同をやりかねない御仁ではないか。

 今日の様子では、一体いつごろ今回事件の報告がされるのかはっきりしない。首都の運営がこんな甘っちょろい考えで大丈夫なのだろうか。

2016年5月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com