拙著に掲載する写真を森喜朗事務所から送ってこられた。希望通り森元首相がラグビーのジャージーを着た写真、森氏親子とアイザワ大酋長が1枚に納まっている写真の他に「私の履歴書」書と後援会関係の冊子を送ってくれた。冊子には軍服姿の父親の写真もあるので、長谷川秘書に電話したところ、写真を送ってくれることになった。文章は引き続き推敲を続けるとして一応形はできたことであるし、大分写真も揃ったので、明日にでも出版社をお任せしている清田義昭・出版ニュース社社長に連絡してみようと思っている。
さて、あんまり良いニュースがないが、メディアを騒がせている暗いニュースが2つある。
ひとつは、問題ばかり起こし事故を起こしている不良会社、JR北海道の実力者として知られている相談役の遺体が海上で見つかった。どうも自殺のようだ。この会社は2年半前にも現役社長が同じようにオホーツク海に入水自殺して物議を醸した。いずれも事故を起こしたり、不祥事を隠蔽したり、書類を改ざんしたりして国交省の特別保安監査の最中に責任者が自らの命を絶っている。無責任にもほどがある。直近の自殺者は、中々のやり手としてメディアでも度々取り上げられていた人物である。そういう人物が火中にある社員を放って逃げ出す無責任さが頻発するというのは、本人ばかりでなく、会社の体質が大きく影響しているのではないだろうか。情けない会社である。
もうひとつは、広島県の瀬戸内海で起きた船舶同士の衝突事故である。同じ船とは言っても、一方は全長178mに排水量8900㌧で、搭乗員135人の海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」であり、他方は全長7.8mの小さな釣り船である。衝突したら釣り船なんてひとたまりもない。船長ともう1人が亡くなった。
1988年7月に横須賀沖合で海上自衛隊の潜水艦が大型釣り船に衝突し、30人が亡くなったが、その犠牲者の中に次男の中学校の上級生がいた。
それにしても波はなく白昼快晴で見通しの良い海上で、どうしてこうも簡単に衝突を起こすのだろうか。お互いの言い分に食い違いがあるようだが、これまでにも海上自衛艦は度々事故を起こしている。われわれ素人の目から見ると、絶対衝突しそうもない状況の中でどうして度々同じような事故が起きるのだろうか。
気の緩みがあったのではないか。見晴らしが良かったので、つい安心して目を離した隙にぶつかってしまったのではないかと思っている。防衛省も「初心忘るべからず」の気持ちで問題解決する強い気持ちがないとまた事故は繰り返されるだろう。