2454.2014年1月31日(金) 小中陽太郎氏、第1回野村故堂文学賞受賞

 妻がインフルエンザに罹ってから外出しないで横になっていることが多く、私も何となく風邪気味なのでインフルエンザを移されたのではないかと若干気になって今朝内科で診てもらった。ほとんど問題はないとの診断をいただきホッとしたところである。

 多少気を良くして、浅草ビューホテルで開催された小中陽太郎さんの「第1回野村故堂文学賞」授賞式・祝賀会に出席した。主催者は一般社団法人日本作家クラブで、初代会長は野村故堂である。大勢の来賓がおられる中で、普通のパーティとは式次第の進め方が少し違う。

 第1部の授賞式で挨拶が後から後から続き、約1時間経過して漸く乾杯となって所謂ご歓談の時間、そして第2部が始まったが、菅直人元首相や松原展人世田谷区長ら政治家、文壇の著名人、芸能人、そして琵琶の演奏、新国劇の殺陣のお披露目ありであまり落ち着いて食事をいただく閑がない。司会者は世志凡太、凡太の妻・女剣劇の浅香光代も挨拶していた。

 スピーチの中で直木賞作家の井出孫六氏が、野村故堂の「銭形平次」と大仏次郎の「鞍馬天狗」の同質性について話されたことが印象に残っている。

 いつも会うペンクラブの人たちや日本旅行作家協会の人たちの他に、「知的生産の技術研究会」の久恒啓一理事長、八木哲郎会長のほか、軍事評論家の小川和久氏と話し合うことができたことは良かった。小川氏にはノン・フィクション上梓後の出版記念パーティについても出席していただけるようお話した。

 いつもながらの2次会を浅草のビルの居酒屋「土風炉」で行ったが、40人近い小中さんを心から敬愛する人たちで熱気ムンムンだった。

 名文家の小中さんがこれまで無冠の帝王でいたこと自体不思議に思えるくらいで、今回の授賞はやや遅きに失したが、名のある賞を受賞されたことをファンで喜び合った。

2014年1月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com