2456.2014年2月2日(日) 宇都宮健児氏の都知事選用チラシ

 大物が立候補している割には、前回選挙に比べていまひとつ燃え上がらない東京都知事選投票日まで残りあと1週間となった。近くの選挙管理員会の告知板には、立候補者16名のうち、やっと8名のポスターが貼られたが、残り8名は何の表示もしない。選挙公報だけで済ますようだ。まるで自ら泡沫候補であることを認めているようなものだ。こういう不真面目な候補者は今後被選挙権を一定期間停止してみてはどうだろうか。

 昨日最も遅い年賀状をペンクラブの知人から受け取った。これがまた振るっている。文中にきつい言葉が散りばめられ、「~ふんぞりかえっていた猪瀬が失脚したのは、近頃の大痛快事でした。私は他人を謗らない高潔な人間として知られていますが、猪瀬や舛添、安倍など醜悪な男に関しては別です。東京五輪も返上すべきだと考えています。何が『おもてなし』だよ!観光立国なんてとんでもない~」といった塩梅である。えらい鼻息で現状を嘆いている。しかし、猪瀬嫌いや、舛添、安倍嫌いなら分らないことはない。

 そこで今日わが家のポストに投げ込まれていた人権弁護士・宇都宮健児候補者のチラシを見ると、意外だったのは対抗馬の舛添氏ならまだしも、細川氏まで半ば批判している。舛添氏を批判するのは分るが、細川氏とはお互いに正々堂々と闘うものと考えていた。確かに細川氏の立候補により宇都宮氏が反対していた原発ゼロ票が食われて、相当票を奪われるのは間違いない。しかし、脱原発派を応援したい私には、舛添氏を攻撃するだけで充分で、脱原発を叫ぶ細川氏まで攻撃することもないのではないかと思っている。更に首相在任時に消費税7%を提案したことと、海外派兵を可能にする規定を加えて実施的な9条改憲を提案したことを批判している。

 私自身はまだ最終的に誰に投票すると決めたわけではないが、ちょっと泥仕合染みた選挙戦はあまり良い気分がしない。このチラシは日本共産党東京委員会の見解を紹介している「東京民報社」が発行しているものだが、勇み足にならないよう注意してほしいと願っている。

2014年2月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com