2461.2014年2月7日(金) ボーレン・オクラホマ州立大学長の思い出

 ソチ冬季オリンピックが始まった。開会式は日本時間今夜半であるが、その前にスキーのモーグルとハーフパイプ競技が開始された。日本チームも期待できる種目がいくつかある。いくつ金メダルを獲れるかメディアが皮算用しているようだが、これからマスコミも追々ヒートアップしていくことであろう。

 ところが、今日から全国的に激しい寒さが襲い、明日は関東一円を含む東京都内でも大雪が予想されている。昨年1月の大雪より積雪量が多くなり、恐らく16年ぶりの大雪になると予想されている。

 実は、こんなこともあった。明日大船で高校時代の親友5人と年1回の昼食会を行うことになっていたが、6人のうち、浦和の友人と東京の私が交通障害に遭遇することを懸念して急遽1ヶ月延期することになった。

 さて、月刊誌「選択」2月号にこんな興味深い記事が載っている。アメリカでは連邦予算が不足気味で公立大学への補助金が大幅に減らされた。そこで大学では大物元州知事や元国会議員を学長に据えて財政状況を好転させているという。その中で実績を上げているのが、オクラホマ州立大、ノース・カロライナ大、ノーベル賞受賞者の根岸博士が教授を務めているインディアナ州のパデュー大、カリフォルニア大などで、学長のコネによって大学は多額の寄付金を集めた。その中ではっと思い当たったのは、オクラホマ州立大のボーレン元知事・元上院議員がその筆頭にいたことである。

 1977年10月に文部省教員海外研修東京都派遣団に同行し、オクラホマ・シティとナッシュビルで教育施設を訪問・見学した。オクラホマ・シティでは州議会を訪れ、ボーレン知事とギルバート議会議長を表敬訪問して議会を案内され、お話を伺ったことを懐かしく思い出した。その当時ボーレン知事はまだ若く、にこやかでエネルギッシュに話をされたことを思い出す。ボーレン知事には大成する雰囲気があった。その頃私はオクラホマ・シティ出身のカール・ニッヒィン先生に英会話を学んでいて、先生の紹介で当地の学校視察をお願いした。ボーレン知事への表敬訪問は知事の教え子だった先生の甥デービス・ニッヒィンさんにその橋渡しをお願いした。

 ボーレン知事は、その後上院議員になられ、いずれ連邦議員の中でも頭角を現すだろうと期待していたが、いつの間にか連邦議会から姿が消えてちょっとがっかりしていたところである。

 ところでそれが、何と州立大学学長となって、大いに成果を上げているとの記事に接して密かに嬉しく思っている。思えば、当時一緒にアメリカへ行った東京都の先生方とは、いまではどなたとも連絡を取っていない。半世紀近くも経過してしまったので、ご存命の先生方も数少ないのではないだろうかと思っている。

 英会話を教授してもらったニッヒィン先生も10年以上も前にお亡くなりになった。思えば、この文部省教員海外派遣プロジェクトに約20年間に亘って関わったことが、その後の私自身の海外旅行企画に大いなる力を授けてくれたと思っている。

 夢のような話だが、もし可能ならボーレン学長にお会いして当時の思い出話をしてみたいものである。

2014年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com