5450.2022年7月23日(土) ヨーロッパで活躍するヴァイオリニスト

 今日はコロナ禍の中を久しぶりに、セルビアでヴァイオリニストとして活動され、一時帰国された豊嶋めぐみさんと和気藹々の気分の中でランチを楽しむことが出来た。歌手の藤山一郎の甥・増永基文さんと、ゼミ仲間でアマチュア交響楽団のチェリストである赤松晋さんにも加わってもらった。いつも親しい人たちとの会食は、新宿の「ハイアット・リージェンシー東京」の和食レストランだったが、このコロナ禍の最中に経営上の問題もあったのだろう、その店舗が替わった。新たに開業したのは、老舗の和食レストラン「新宿なだ万」で中々味わいのあるランチをいただいた。

 ひっきりなしに話題が次から次へと変り、マスクを着けながら口角泡を飛ばすほどだった。プロ演奏家とセミプロ音楽家で3人とも音楽に造詣が深く、私だけが門外漢であるが、その代わり我がワガママ人生を思う存分語った。ひとつ残念だったことは、豊嶋さんが我々にヴァイオリンでクラシック名曲を聞かせたいとわざわざ愛用のヴァイオリンを持参されたが、生憎演奏する場所がなかったことだった。4年前には、奥にある密室のような場所を提供してもらい支配人やスタッフにも聞いてもらいつつ演奏してもらったが、今回はお店の経営者が替わったこともあり、そのような場所がなく折角のチャンスを失ってしまった。実に残念である。

 次回はいつ会えるのか分からないが、もう少し時間的にゆとりを取ってもらえるなら、私のお得意の旅行コースである、鎌倉・江の島方面を近藤流に案内したいと思っている。

 さて、ロシアのウクライナ侵攻によって農業国ウクライナの農産品を積みだす港が使用出来ず、それがアフリカなどで食料危機を起こし、国連をはじめ欧米諸国が憂慮していた。ロシアが強硬姿勢を崩さず、困惑していたところへトルコが仲介することによって、昨日国連グテーレス事務総長が出席し、トルコが立ち合いの下でウクライナとロシアが農産品輸出合意文書に署名して取り敢えず、ウクライナから農産品が輸出されることが決まりホッとしたところだった。

 ところが何たることか、国家同士の取り決めが1日も持たず、今日ウクライナの積出港であるオデーサにロシア軍のミサイル攻撃があり、施設の一部が爆発された。ウクライナの国営通信によると、同国農業省はオデーサ港に、数日内の輸出再開に向けた穀物がすでに用意されていたと言っている。

  ウクライナの外務省報道官は、プーチン大統領はミサイル攻撃によって(合意を仲介した)グテーレス国連事務総長やエルドアン・トルコ大統領の顔につばを吐いたと批判した。グテーレス氏の報道官も23日、事務総長は本日のオデーサへの攻撃を明確に批判すると声明を出した。「昨日、すべての関係国、機関がウクライナの穀物と関係産物を世界市場に確実に移送することを誓った。完全な履行は必須だ」と、合意が実施されるよう釘を刺した。それにしても国家間の約束が1日も待たずに紙切れとなるようでは、むしろ今後の交渉や、契約が出来るのか、心配される。子どもでも守れるお互いの約束ごとをいとも簡単に破るというのは、国家の代表者のやるべきことではない。つまりどう考えてもプーチン大統領のやることなすことすべてが大人の所業とは思えない。とんでもないリーダーが、ロシアという国にはいるものだと、ロシア国民に同情すると同時に、呆れるばかりである。

2022年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com