5395.2022年5月29日(日) 国会議員の半数を削減せよ!

 最近細田博之・衆議院議長の周辺が騒がしい。特に国権の最高権力者としての人格や、その資質に問題ありとされるようなセクハラ事件の如きは、週刊文春に2週に亘って取り上げられ、議長も裁判に事実無根だと訴えるという怪しい雲行きである。その他に、議長が国民から疑問を寄せられたのは、国会議員の特別待遇費とも言うべき毎月百万円支給の「調査研究広報滞在費」(略:文通費)について、議長になっても毎月たった百万円にしかならないと不満をぶちまける有様で、一般国民を馬鹿にしたような発言をしたことである。それでも議長職を辞めることはないし、自民党内からも辞任の声は出てこない。国会の機能不全を象徴している。

 間もなく国会は閉会となる。その後は次回開会までお休みとなり、その間毎月このいわくつきの文通費を黙って受け取ることが出来て、使い道の報告や領収書の呈示も必要とされない。こんな実情だから国会議員は甘えて、法ぎりぎりに許される範囲で私利私欲を満喫するのだ。しかも一切税金はかからない。

 そもそも国会議員には当然給料に該当する歳費というものが支給される。毎月129万4千円である。この歳費に上乗せして文通費が支払われるのだ。これも一時は、1日だけ議員でいただけでも月額支払われることに疑問が呈せられ、現実にそんなケースが発生し問題になり、その点は、日割りで月額払いという形に改定されたが、支払いに伴う報告や、領収書の提出、残金の返金などは結局手が付けられないままウヤムヤになってしまった。

 この一件だけでは、国会議員の狡さと欲深さはとても言いきれない。彼らは、金儲けのために政治家になったのであり、はっきり言って国民のために尽くすというような殊勝な志があるわけではない。だから一旦甘い汁を吸ったら、国会議員のポストを絶対他人に渡す気持ちがない。それが、世襲政治家が蔓延る最大の原因でもある。

 因みに、国会議員の文通費とサラリーマンとの公金扱いについて比較するなら、議員は前記の通り領収書提出、残金の返却、出張報告はすべて不要であり、一方サラリーマンはすべて必要である。このように国会議員を甘やかすから、彼らは仕事をしようとしないのだ。まるで世間知らずのお坊ちゃまと同じなのだ。国会議員の数も現状はあまりにも多過ぎる。アメリカの上下院議員数は、533人であるのに対して、日本の国会議員は衆参合わせて707人もいる。10増10減などと言わずに、全国会議員数の半減を求めたい。

 さて、今日は全国的に暑い1日となった。最高気温は北関東の高崎市と佐野市の35.2℃だった。都内でも31.2℃を記録して今年最初の真夏日となった。外気が生ぬるく、ガラス戸を開けていて吹き込んでくる風も生暖かい。これから夏に向かうにつれ徐々に暑さが増してくると思うと些かうんざりである。この暑い中で各種の屋外スポーツが活発に行われ、大勢の観客を沸かせていたようだが、要注意!熱中症!

2022年5月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com