2491.2014年3月9日(日) ソチ・パラリンピック開会

 一時は開催も危ぶまれたソチのパラリンピックが昨日開会となった。オリンピックに負けず劣らず賑やかな入場式が行われたが、出場辞退を心配されていたウクライナ代表が一昨日改めて参加を表明した。そして、開会式でウクライナは入場行進を行ったが、車いすで行進したのはたったひとりの選手だけだった。これもウクライナ領クリミア自治共和国へ侵略した行為に対するウクライナのロシアへの無言の抵抗である。

 ロシアはクリミア侵略に対して、まったく反省の色はなく国際法に則っているなどと強弁し、一方的な暴論を繰り返しているが、駐留するロシア兵が急激に増えて、いまでは3万人に達している現状から考えれば、そんな屁理屈が国際的に理解を得られないことは明白である。心配なのは、住民投票によって仮にクリミアがロシアに帰属する道を選んだとしても先住のタタール人の意思と人権を無視し、国を分割することになり、ロシアと欧米との対立を煽ることになり、当分の間問題解決の見通しが立たなくなることである。

 そのパラリンピックであるが、日本チームはスキーの滑降座位で早速金と銅メダルを獲得して幸先良いスタートとなった。

 さて、今日ラグビー日本選手権がパナソニックと東芝の間で争われ、30対21でパナソニックが逆転勝ちして4年ぶりに王座に返り咲いた。後半途中までは手に汗握る熱戦だった。テレビ中継でラグビーを最後まで観たのは久しぶりだ。

 実は、現在日経紙「私の履歴書」に元東芝社長・会長で、前日本商工会議所会頭、前経団連副会長の岡村正氏が自身の経歴を綴っている。それによると岡村氏は昭和13年生まれで私と同年であるが、東大ではラグビー部に所属し東芝でもラグビー部にいたという。それは知らなかったので、東芝でラグビー部にいた高校のラグビー仲間の大島泰毅くんに尋ねてみたところ、岡村氏とは同期入社でラグビーを一緒にやっていたことがあるという。しかも大島くんの弟2人がともに東大ラグビー部で活躍していたので、お互いに良く知っているという情報に、ありきたりだが今更ながら世間は狭いものだと思っている。

 それにしても東芝ラグビー部もせっかく日本チャンピォンに手が届きながら惜しくも逸してしまった。大島くんはもちろん、岡村氏もこの点は悔しいだろう。捲土重来を期すということになろうか。

2014年3月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com