2495.2014年3月13日(木) 辻堂の相澤さんを訪ねる。

 約束通り今日辻堂の相澤さん宅をお訪ねした。先日出版サイドからいま執筆中のノン・フィクション「南の島の日系人大酋長の波瀾万丈」の筋書きについて、ススム・アイザワ大酋長に関する部分の描写をもう少し膨らませてほしいという要望があった。これ以上手元にこれという材料がないので、ここは大酋長の父親の実家を継いでいる相澤重男さん、千春さんご夫妻からお話を伺うしかないと思い、数日前に連絡して時間を取っていただいた。

 幸い相澤さんから貴重なお話を聞けたし、資料もコピーさせていただいた。大酋長は何艘かの船舶も持ちカツオを主に漁業にも力を注いでいたことを初めて知った。また、スーパーストアを始めてから大酋長は来日の都度相澤千春夫人と都内の商店を見学していたという。小売業にかなり力を入れていたことが分かった。

 今日お話を聞いて、もう少し、内容に肉付けができるのではないかと考えている。

 さて、今日ポカをやってしまった。相澤さんを訪ねるに当たって手土産に自由が丘駅前の「蜂の家」で和菓子を買ったのは良かったが、それを何と横浜駅のプラットフォーム上のベンチ脇に置いたまま、電車に乗り込み途中で気がついた時は後の祭りというお粗末だった。止むを得ず、辻堂駅前の新しい巨大モール「テラスモール湘南」で代わりの買い物をした。余計な出費になってしまったが、帰りにふっと忘れ物・遺失物として横浜駅に保管されているかも知れないと淡い望みで駅の遺失物係を訪ねてみた。そうしたらちゃんと保管されているではないか。忘れてから4時間後のことである。ホッとすると同時に日本人の正直さと親切さを改めて思い知らされた。取り戻したお菓子は他の目的に使うしかないが、失った物が手元に戻ってきた嬉しさで幾分爽やかな気分である。かつて駅員時代に随分遺失物を探し回ったが、いま自分が駅に迷惑をかけたことを恥ずかしく思っている。

 ポカは加齢のせいというのではなく、気の緩みと注意力の欠如が原因だと認識している。改めて肝に銘じるつもりだ。

2014年3月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com