5357.2022年1月11日(火) 認知症と北朝鮮に気を付けよう。

 年を取ると認知症の危険があると言われるが、元気者のつもりでも記憶が衰えたり、言葉や単語を思い出せないことがある。今日愕然としたのは、数日前から始めた2021年の確定申告の準備をしている最中に、肝心な厚生年金と企業年金の振り込み通知書を紛失しまったのだ。つい先日まで手元にあり、あるものだとばかり思いこんでいたところ、いざ利用しようとしたらどこへ行ってしまったのやら見つからないのだ。わが書斎も積読の書物をはじめ、雑物に囲まれてあまり整理が出来ているとは言えない。結局いくら探しても見つからず、日本年金機構と、企業年金を代行している大阪の企業へ電話で再発行をお願いするような始末である。残念ながら再発行はしてもらえず、年間支払額の明細書を近日送るとのことだった。アナログ派である私には、金銭元帳に支給月ごとに仕分けしたいので、各回の内訳を尋ねても書類としては発行しないと言われ、止むを得ず口頭で数字を教えてもらった。これから時間をかけて、アナログ式に申請書類を仕上げた後、青色申告会に相談のうえで税務署に書類を提出することになる。今日は記憶力の低下に振り回された1日だった。その最中に偶々知人からメールで奥さんが認知症のため施設へ入られたと連絡があり、これから男やもめだと知らされた。お気の毒であるが、私自身だってそんなに楽観している場合ではない。

 去る8日(土)夕刻「テレビ神奈川」で母校湘南高校の創立100周年に関して、「湘南高校百年 文武両道の核心~初代校長赤木愛太郎の理想~」と題する30分のドキュメンタリー番組が放映された。先月のテレビ東京の名門校シリーズに次ぐものである。東京都内では観られないと思うからと、わざわざ後輩が当番組のWebを知らせてくれたので、今日じっくり観てみた。題名の通り文武両道の学校の現状と活動を紹介したものであり、TV東京とはやや趣は異なるが、創立後百年の母校を初代赤木校長の熱情と文武両道の実践校として取り上げてくれている。赤木校長は、新潟師範学校校長を辞めて新設の旧湘南中学を、日本一の学校にするとの理想と信念を胸に新校長として赴任された。多くの生徒、卒業生から尊敬され慕われ、校内には赤木苑がある。私の知る同窓生も何人かインタビューに登場していたが、一番感じたのは、皆共通して愛校心が強いなぁということだった。テレビで好意的に紹介されるのは、良いことでもあり、誇りでもある。幸い私はラグビー部出身であるので、今以て母校愛と母校とのつながりは切っても切れない。こういう形でメディアに取り上げてもらえるのは、誇らしいことであり、嬉しいことである。

 さて、いつも驚かされているが北朝鮮が、またもや弾道ミサイルらしきものを日本海へ向けて打ち上げた。先日5日にも突然打ち上げたが、またもや突然の打ち上げである。岸田首相は即座に極めて遺憾だと述べた。国連安保理事会も北朝鮮を非難する声明を発表した。コロナ禍の影響で、北朝鮮も厳しい試練に晒されている。だが、そのはけ口を日本海のミサイル発射で発散されたのでは、溜ったものではない。破れかぶれではないか。拉致問題には振り向きもせず、解決済と国が罪を犯していながら真正面を見ず、尻を向けて逃げるばかりである。国家としての形態を整えておらず、他国に迷惑ばかりかけている北朝鮮のような国をもう少し真面な国家へ変貌させるよう対立する米中も、具体的な対策を講じることは出来ないものだろうか。

2022年1月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com