2530.2014年4月17日(木) 韓国沈没船乗客の救助活動進まず

 2月と3月に小田急電鉄入社同期生が続けて亡くなってがっくり来ていた中で、毎年恒例の社友会が相模大野のホテルで開かれた。随分懐かしい顔にも出会ったし、久しぶりに話をした会社の仲間もいた。他愛ない話に終始したが、しばらくぶりに寛ぐ気分になれた。ほとんどの仲間が辞めてからかなり時間が経っているので、彼らも毎日落ち着いて安定した生活を送っているような印象を受けた。

 山木社長が昨年度の電鉄決算は史上最高の見込みだとOBにとって嬉しい話をされた。社長と大須賀会長には、その席で近々上梓予定の拙著のPRをして売り込んでおいた。

 さて、昨日沈没した韓国の旅客船については、その後乗船客が救助されたという朗報はなく、相変わらず280名以上の安否が分からないままである。天候が荒れ、波が高く潮流が早くて思うように救助活動ができず、午後には救助活動を中止した。船は船首部分を残して完全に海中に沈み、このままの状態だと安否不明者の生命も危うい。

 事故原因は、座礁したせいだとも、急激に舵を切ったせいで荷が傾いたとも、言われているが、非難を浴びているのは船長を始め乗組員が乗客の救助を放ったらかして自分たちが先に下船するというクルー・モラルにあるまじき行為である。しかも船から救助を求める無線が発せられ、それを受けたセンターが沈没場所を尋ねてもそれに応えられないのでは、話にならない。クルーのレベルがかなり低いと判断せざるを得ない。韓国国内でも批判の的になっているようだ。天候回復を待って救助作業に集中した後に、事故原因の究明がなされるだろう。若干気になるのは、この船舶が2年前まで鹿児島~沖縄航路を航行していた中古船だということだが、船舶自体が責任を問われることはない。しかも、韓国へ引き渡されてから船体を変更し、乗客定員を大分増やしているようだ。

 いずれにせよできるだけ早く行方不明者を捜索、救助して、一日も早く事故原因を突き止め、2度と同じような事故を起こさないよう規制を厳しくすることが肝要であると思う。

2014年4月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com