5310.2021年11月25日(木) 堀江謙一さんの単独航海を羨望

 今日朝刊で久しぶりに堀江謙一さんのニュースを見た。来年3月にサンフランシスコから日本までヨット無寄港単独航海をすると発表したのだ。堀江さんは私と同じ年で今83歳である。デビューしたのは、1962年に「マーメイド号」に乗り単独で太平洋を航海し、サンフランシスコに到着した時だった。当時はまだ海外旅行が自由化されておらず、旅券はもちろんアメリカの入国ビザも所有せずにアメリカへ上陸した無謀な密航だったが、アメリカでは好意的に受け入れられ、歓迎された。それから以後暫くの間サンフランシスコを訪れると、ガイド堀江さんの単独航海を遥か洋上を見ながらいつも入港ルートを説明してくれたりしたものだった。とにかく堀江さんの冒険心と行動力には脱帽である。例え私ヨットを操れても、ここまでの冒険はとてもやらないと思う。私自身あとどれほど冒険旅行が出来るか、確信はないが、4年前にバルト3国とポーランド旅行してから、コロナの流行もあって海外へ出かけていない。コロナが終息したら行けるだろうか。その意味でも堀江さんが羨ましい。

 さて、堀江さんの情報と同様、知らなかったのが北海道にある3つの国立大学が来春経営統合されるという情報である。3大学とは、帯広畜産大、小樽商科大、北見工業大の3大学である。私自身の60余年前の古い受験経験から言うなら、これら3大学はいずれも国立2期校であり、1期校の北海道大学を第1志望に、第2志望大学としてそれぞれ専門の大学を受験するものと思う。だが、現状はどうなっているだろうか。

 来春統合となるなら、来年の受験生の悩みもかなりだと思う。文系の小樽商科大は、かつて2桁の合格倍率で難関大学のひとつだった。ところが、近年その倍率は大分低下して2.5倍前後である。農業系の帯広畜産大にしてもかなり難関だったが、最近では2~3倍の倍率となっている。最近の受験戦線については、少々疎いが、やはり東京集中が進んでいるのではないだろうか。東京周辺の志望大学の競争を煽るような話題がよく出て来る。どうも地方の国立大より東京の私立大を目指す受験生増えたような気がする。

 コロナ禍がやや収まりかけているが、とても気を許せない。その中で希望大学突破を目指して受験勉強に精魂を傾けているのが、いつものことながら気の毒でならない。我々の時代には、「4当5落」という流行り言葉があった。毎日4時間しか眠らないくらい受験勉強に精魂傾ければ合格するが、5時間も眠るようでは落ちるというものだった。今の受験生はどうか分からないが、精一杯合格へ向けて努力して、仮に志望大学への合格、不合格に拘らず大学生になったら、是非とも海外ひとり旅を実践してもらいたい。若い時に異国をひとりで旅することが、どれほど将来的にプラスになるか分からない。とにかく目の前の受験には頑張って、仮に合否を問わず、大学生になったら読書し、学んでみたい専門科学を早く見つけて学び、海外をひとり旅することが人間を成長させると思っている。

2021年11月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com