5304.2021年11月19日(金) 大谷翔平選手、大リーグでMVPを受賞

 今朝早々に大リーグ・ロスアンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手が、今年度アメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に満票で選ばれたとの嬉しいニュースが入って来た。今シーズン投打の二刀流選手として大活躍し、いくつかのタイトルを獲得したが、打者として本塁打王、首位打者、打点王など大きなタイトルは取っていない。また、投手としても9勝負、防御率3.18、奪三振156の成績こそ残したが、タイトルを獲得していない。しかし、それに近い活躍でチームへの貢献度は抜群の成績だった。MVPを獲得した日本人選手は、2001年シアトル・マリナーズのイチロー選手以来20年ぶりのことである。

 大谷選手が日本ハム・ファイターズ入りした折に、現在野球評論家としてテレビに出ている張本勲氏がボロクソにケチをつけ、プロ野球界はそんなに甘くないと散々だった。そこへ救いの手を伸べ、二刀流への道をバックアップしたのが、当時の栗山英樹監督だった。栗山前監督には感謝の気持ちが消えることはあるまい。

 それにしても日本の野球も本場で通用するようになったものだ。かつて3Aのサンフランシスコ・シールズが来日した時は、全戦全敗でとても大リーグの足元には及ばないだろうと見られていたが、今や互角に戦えるまでに日本の野球レベルも向上したということである。

 ところで、1949年の今日11月19日は、日本のプロ野球界にとっても大記録が打ちたてられた日である。この日作家の椎名誠氏の実兄らと後楽園に巨人戦を観戦に出かけた。試合中に場内アナウンスがあり、ちょうど甲子園で行われた東急フライヤーズ対大陽ロビンス戦で、東急の大下弘選手が、1試合7打席7安打の日本記録を打ちたてたと伝えられ、後楽園はどっと歓声が沸いた。当時小学校5年生で「1試合7打席7安打」の価値が、ピンと来なかったが、プロ野球界の歴史的な時に、関係のある場に居合わせたと言ってもいい。あれから72年が経過したが、今以てこの大記録は破られていない。他にも1957年7月7日、大洋松竹ロビンスの権藤正利投手が、28連敗後の対巨人戦で完封勝利を挙げ、長いトンネルを抜け出た試合を後楽園近くの予備校帰りに後楽園内野席で観戦しこともあった。なぜか野球とは切っても切れない偶然のというものを感じる。

 さて、今日吉祥寺で建築家の知人2年越しのコンサートが、2度の順延から3度目の正直で開催され、藤山一郎さんの甥増永基文さんと待ち合わせて一緒に鑑賞した。2016年に発生した熊本地震の被災者を支援する「熊本城復興支援チャリティコンサートで、以前に何度か鑑賞しているが、ソプラノ、ピアノ、フルートの女性3人は芸大出のプロで、テノールの知人と仲間、3人は早大出のアマチュアだが、とても魅せられた。コロナ禍の中で久しぶりにミュージックを楽しんだ。

2021年11月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com