5256.2021年10月2日(土) メソポタミヤの干ばつは、世紀末の兆候

 昨日は関東地方を台風16号が襲った。最近の台風の中では、幸い伊豆諸島を除いてそれほど大きな被害は被らなかったが、近年日本国内が風水害、地震などの自然災害に襲われることが多くなった。台風に備えて河川氾濫防止対策や、風水害に備えた治水対策もしきりに啓蒙されている。押し並べてほとんどが洪水、豪雨など水害への危険防止対策である。日本には、ほとんど砂漠がないが、その反面降水量が豊富でその過剰な水害対策に備える警戒ばかりが目に付く。

 ところが、最近しきりに言われているように地球温暖化による気候変動で雨量が減り、湖や河川の水量が減少して枯渇するところもあることが、人類生存のために致命傷になりかねないと世界的に警鐘が鳴らされている。

 世界4大古代文明発祥の地のひとつとされる、「肥沃な三日月地帯」メソポタミヤ地方のティグリス川とユーテラス川一帯の水量が、枯渇気味で一部では干上がっているという。文明をもたらした河川が、河川でなくなり文明が廃れるということになる。これら河川の恩恵を被っているイラン、イラク、シリア、トルコなど周辺諸国では、水不足から水争いが生じ、加えて農業が行えず、避難民が増えている。その数、実に1千2百万人もいると危機感を以て報じられている。河川の下流に位置する国にとっては、上流国で水を規制、コントロールされては手の施しようがない。紛争になりかねない。数年前にはアラル海が干上がってしまったが、これはロシアのダム建設の影響を真面に受けてしまったものだった。

 この問題はとても一国だけで解決出来るような生易しい問題ではなく、ともに影響を受ける国々がお互いに話し合い、納得出来るルールを決めることが先ず以て求められる。しかし、いずれはこの話し合いの枠を大きく広げて世界的に検討するためには、今問題になっている地球温暖化を促進する温室効果ガスを規制しなければならない。

 今では南アフリカのヴィクトリア湖も減水傾向が見られるという。これが高じてカスピ海やバイカル湖まで水位が下がるようだと世界中で飲料水が足りなくなることも考えられる。洪水にお手上げの我々日本人にとっても他人事ではない。

 さて、昨日宮内庁は秋篠宮家の長女真子さまと小室圭さんの結婚を正式に発表した。26日に結婚届を提出し、その後お2人で記者会見に臨む。真子さまは結婚を機に皇籍を離脱され、通例の結婚式や、それに伴うお祝いの儀式を行わず、お2人はニューヨークへ旅立ち、同地で生活されるという。真子さまは皇籍離脱する際皇族へ支給される一時金も辞退するという。付き添った医師によって、真子さまはこの結婚を巡る噂や誹謗中傷に心を痛められ、複雑性PTSDと診断されていたことが明かされた。お気の毒としか言いようがない。祝福されるべき結婚式が行われず、日本から逃れるように外国へ行くということは、本人はもちろんご両親の秋篠宮ご夫妻にとっても不憫で堪らないことだろう。

 今後真子さまは一般人になることでもあり、もうこれ以上そっとしてあげて、メディアも過剰な報道は差し控えてあげるべきだと思う。

2021年10月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com