5251.2021年9月27日(月) 横綱白鵬、数々の栄光を手に引退

 昨日大相撲秋場所が千秋楽を迎えて新横綱照ノ富士が横綱昇進最初の場所で5回目の優勝を飾った。先場所優勝を飾った横綱白鵬が休場となったため、優勝候補の筆頭に上げられてはいたが、大関以下のぱっとしない成績の中でひとつ盛り上がりに欠ける場所となってしまった。優勝争いに絡んだのは平幕勢で、正代と貴景勝の両大関はともに勝ち越すのがやっとの8勝7敗で、調子の良い平幕を上位に当てる取り組みが優先され、見せ場である大関同士の対決が組まれない珍しい場所となった。

 そして今日になって今場所休場した横綱白鵬が、突然引退の意向を伝えた。36歳ではあるが、まだやれると思っていた。右ひざの故障が致命傷となったようだ。優勝回数45回という途方もない数字もさることながら、通算1187勝というのも断トツである。横綱在位通算84場所も首位、年間最多勝も10を数えてこれもトップである。ただひとつ追い越せなかったは、双葉山の69連勝で、63連勝の2位だった。流石にビッグニュースとは言え、朝日夕刊の一面に大きく「白鵬 引退へ」と大きい見出しが出ていた。

 横綱らしからぬ取り口とか、千秋楽優勝後に観客に万歳を要請したり、その言動がとかく批判されることもあり、相撲協会から何度かお咎めがあったが、近年傑出した大横綱であったことは間違いない。白鵬の引退によってこれから1人横綱の照ノ富士の天下になるのか、はたまた今場所だらしなかった大関陣が奮起するのか、11月場所を期待したいと思う。

 ところで、今日白鵬の引退以上にテレビで派手に報道されたのは、ニューヨークから3年ぶりに帰国した小室圭さんである。言わずと知れた秋篠宮殿下の長女真子さまの婚約者である。4年前に婚約記者会見で微笑ましい姿を見せたお2人が、その後小室さんの母親の元婚約者との借金トラブルによって話が暗礁に乗り上げ、小室さんはニューヨークへ行き、フォーダム大で法律を学び、7月にニューヨーク州の弁護士試験を受験した。まだ合格したわけではないが、このほどNYの法律事務所へ就職も内定した。来月お2人が30歳になるのを機会に、結婚して揃って渡米し、NYに住まわれる計画のようだ。

 秋篠宮も結婚はお2人の気持ち次第であると容認されたが、小室さんの母親の問題が未解決でもあり、正式な結婚式は挙行されない。真子さまが皇籍を離脱することになるが、皇族で結婚式を挙げないのは初めてのケースでもあり、心中は複雑なことだろう。

 われわれ部外者がとやかく言うべきではないと思うが、どうにも理解出来ないのは、母親が元婚約者からの借金返済が滞り問題を複雑にした点について、法律家である小室さんがどうして適切に問題を解決することが出来なかったのかということである。

 いずれにしても、これから結婚しようとするお2人にとっては、真子さまのご両親である秋篠宮ご夫妻のご理解をはじめ、以前の歓迎されない空気が大分和らいだことは幸いである。住むのは国内であろうと海外であろうと、自分たちの愛情と力で幸せな家庭を作り上げて欲しいと願うばかりである。

 さて、今日は、御嶽山の噴火によって登山中の58人が亡くなり、5人が行方不明になった大事故からちょうど7年になる。私も大学、会社で登山をやっていたので、登山中に亡くなった親しい後輩部員がいた。登山中に命を落とすことは、家族ばかりでなく部員仲間にとってもその悲しみは耐えられないものである。2度とこのような自然災害による事故が起きないことを強く願っている。

2021年9月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com