いま上梓しようとしているノン・フィクション「南の島の日系人大酋長の波瀾万丈」の発行について打ち合わせるため、飯田橋にある㈱現代書館を訪れ、菊地泰博社長にお会いした。同社は福祉、文化、教育関係の書籍を比較的多く扱っている堅実な出版社だが、つい最近元外交官孫崎享氏が「小説外務省」を出版してそれが当たりベストセラーとなっている。菊地社長は出版ニュース社清田義昭社長のご紹介によるものである。拙著も何とか孫崎氏にあやかって販売実績を挙げたいものである。拙稿を読んだ感想として面白いと一言仰っていただいた。
推敲済みの原稿を手に話し合ったが、若干思惑のずれもあった。プロの出版社の言うことは確かに納得が行くので、なるほどと聞き入れることになる。出版社としての考えを伺い、できるだけそれに合わせるようにしたいと考えている。
菊地社長には、予想していたことであるがサブ・タイトルがちょっと長過ぎると指摘された。確かに「元プロ野球投手ススム・アイザワが森喜朗元首相と元チームメート佐々木信也と結んだ友情の絆」は流石に長い。今後もう少しこれを考えてみたい。ただ元々そう考えていたので、簡略化したいと思っている。だが、菊地社長のお考えでは、そっくり削るか、この副題を帯文にしてはどうかという提案があった。
出版時期は早い方が良いと申し入れしているので、お盆前ということで合意した。これなら出版記念会を秋に開催すればちょうど良いと思っている。
ところが、帰宅したところ菊地社長から電話で原稿枚数が多過ぎるので、これをこのまま本にするとページ数が300頁位になり多過ぎて、結果的に販売価格も上がることになるので、原稿枚数を減らした方が良いとアドバイスを受けた。現在A4用紙で124枚だが、これを1割ほど減らそうということになった。
今週中に110枚程度にしようということである。この他に写真の枚数も多過ぎると言われているので、これも減らす必要がある。まだまだ問題はあると思うが、とにかくゴーサインとなった。何とか良い書物に仕上げて、友人らに自慢したい。