5187.2021年7月25日(日) 日本、1日で金メダル4個を獲得

 オリンピックはまだ始まったばかりだが、今日もオリンピック・フィーバーが日本列島を駆け抜けていく。日本選手が、昨日の柔道・高藤選手に続いて今日4つの金メダルを獲得した。まず午前中水泳の女子400m個人メドレーで大橋悠依選手が優勝した。昼には、この暑い屋外で、初めて競技種目に加えられたスケート・ボードで若き日本の堀米雄斗選手が暑さをものともせずに金メダルを獲得した。そして夜になって柔道で男女種目に兄妹2人が揃って金メダルを獲得するという歴史的な偉業を成し遂げた。最初に女子52㎏級で妹の阿部詩選手が、次いで男子66㎏級で兄の阿部一二三選手が優勝した。戦前から兄妹で優勝すると騒がれた中で、期待通りトーナメントを勝ち抜き優勝することが出来たのはもちろん実力もさることながら、兄妹の助け合い、チーム環境とチームワークも大いに与って力となったことだろう。それにしても1日に4個もの金メダルを獲得したなんてことは、日本オリンピック史上初めてのことだろう。

 戦後初めて日本がヘルシンキ・オリンピックに参加した時は、レスリング・バンタム級で石井庄八選手が、やっとひとつ金メダルを獲得しただけだった。この70年間に日本は実力的にも存在感も向上させた。変われば変わるものだと感慨深く思う。

 今日の最高気温は福井県小浜市の36.4℃で、東京は34.4℃だった。これだけ暑いと屋外で行われる競技は、選手にとっては厳しいだろう。案の定テニスの世界ランキング1位のジョコビッチ選手(セルビア)らが、日中の試合を夜間に変更して欲しいと組織委員会に申し入れた。

 それでも午前中に女子ソフトボール・チームは、カナダを破り予選リーグで4戦全勝となり、明日のアメリカ戦を残して銀メダル以上が確定した。また、サッカーでも男子チームは、ロンドン大会金メダルのメキシコを破った。これで2戦2勝として決勝トーナメント進出へ大きく前進した。個人種目ばかりでなく、これまで体力差と歴史などから欧米型団体スポーツで日本が勝つのは難しいと思われていたが、そろそろその意識も改めなければいけないと思う。このまま調子を上げて行けば、これからも想定以上の成果を残しそうな気がする。これからも大いに期待したいと思う。がんばれ! ニッポン!

2021年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com