5152.2021年6月20日(日) 「父の日」、「難民の日」にワクチン接種

 9自治体に発出されていた新型コロナウィルス防止のための緊急事態宣言が、今日解除された。その代わりに東京都を含む7都道府県はまん延防止等重点措置を行う。街の人出が以前に比べて増えていることと、新規感染者が前週に比べて増えていることで医療専門家の間では下げ止まりではないか、またリバウンドがあるのではないかと懸念されている。医療専門家から東京オリンピックが開催されても極力無観客を提言されているが、政府は聞く耳を持たないようで、現状では上限1万人にして観客を会場へ入れるような風向きになってきた。明日IOCと上限について話し合うようだ。

 今日2度目のワクチン接種のために深沢区民センターへ行った。一般的に2度目の接種が熱を持つとか、痛みが残るとか言われている。用心のために先日かかりつけの内科で、発熱した際の薬をいただいて来た。だが、そんなに心配することはない。いつ接種が終わったのがあまりにも呆気なかったので、医師にもう終わったのですかと確かめたくらいである。腕が痛くなるわけでもなく、夜になっても発熱があるわけでもなく心配することはまったくなかった。昨日時点で65歳以上の接種率は、1回接種者が44.3%、2回接種者が12.4%となっている。総人口比だと1回接種者が17.3%、2回接種者が7%ということだから、まずまず早い方に入ると思う。

 さて、今日は、「父の日」であり、「難民の日」でもある。

 「父の日」は「母の日」に比べれば印象が薄い。漸く意識するようになったのは、最近の10年内である。国際的には、1989年にベルリンの壁が崩壊して東西ドイツが統一されたが、今日はベルリンが統一ドイツの首都と決定した日でもある。思い返すと初めてベルリンを訪れたのは、旧文部省教員海外派遣団にお供して欧米を1か月間回った1976年9月だった。まだ、東西対立の時代だった西ベルリンに滞在しながら東ドイツ兵の警戒厳重な国境地点「チャーリーポイント」を通過して東ベルリンへ入境したが、気を許せないほど緊張したことが強く頭に焼き付いている。それでも西ベルリンに2泊しながら観光地はもちろん、東西ドイツの同国ながら異なる社会体制を表面的に見学することが出来たことは、随分勉強になった。

 今日は、明治41(1908)年生まれの亡父の113歳の誕生日でもある。亡くなって今年は20年になる。実に早いものだと思う。昨年からお墓参りもしていない。ちょうど2年前に車も処分してしまったので、両親の眠る、また私の生前墓がある中野・宝仙寺は電車で行けるが、妻の実家の多磨墓地は行き難くなった。幸い次男が今年のお盆には車で一緒に行こうと誘ってくれているので、コロナ収束如何に拘らず、久しぶりにお墓参りをしたいと思っている。

 ところで、国連難民高等弁務官事務所の公表では、2019年末時点で世界の難民は、実に世界人口の1%に相当する7,950万人を数える。この1年間に900万人増え、10年間で倍増した。これは18年時点で665万人のシリア難民を流出させたことが大きい。これには国連も持て余している。日本でもつい最近ミヤンマーのサッカー選手が、帰国せず日本へ難民申請を行うというが、難民に対してあまり積極的ではない日本政府としては、困惑しているようだ。日本も少しずつ難民と向き合う環境になったようだ。一人ひとりが難民について考えるべき時に来ていると思う。

 

2021年6月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com