2583.2014年6月9日(月) 拙著上梓へ向け本格的にスタート

 初校の校正ゲラを持って現代書館へ出かけ、編集担当の福田慶太さんと打ち合わせをした。一番の問題は合せて52枚提供した写真・地図を思い切って相当枚数までカットすることになりそうなことだ。同席した現代書館菊地社長は、あまり写真を多くすると何でも多く見せたがる自費出版と受け取られると警戒しておられた。良い写真がかなりあるのでちょっと残念であるが、その判断はプロに任せることにした。四分の一枚数程度にまで減らされるかも知れない。

 朗報のひとつは、出版が当初予定していたお盆の頃より早められるかも知れないという話だ。

 その拙著に推薦文を書いていただいた近藤誠一前文化庁長官について、今日から日経夕刊の「人間発見」が今週一杯インタビューによる連載を始めた。長官退任後外務省参与の職にあるが、その任命理由は「外交の勘所を知っている」からだそうで、日本は来年秋の国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で当選を目指している。近藤前長官は国際的に広い人脈を頼りにされているのだ。近藤前長官はユネスコ大使時代に石見銀山、文化庁長官に就任してからは平泉と富士山の文化遺産登録に国際的人脈を生かし、併せて独特の勘所を掴んでユネスコ世界遺産委員会に対して論理的に説明し登録を成功させた。その実績と外交力を高く評価されている人である。

 昨年富士山に関して文化遺産として三保松原を含む一帯が登録されたのは、北斎や広重に富士の浮世絵を描かせたのは富士山の文化的インスピレーションの成せる技であると、近藤氏の世界遺産委員会への説得が功を奏したからである。

 拙著に近藤氏から文化的な?お墨付きをいただいたということは、氏の推薦文がベストセラーへインスピレーションを与えてくれるのではないかとつい妄想が先走る。今日の文面もユニークで面白いが、今週一杯楽しめそうだ。

2014年6月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com