2591.2014年6月17日(火) 国内外ともに荒れ模様になってきた。

 8月に発行される拙著「南の島の日系人大酋長の波乱万丈」のPRを兼ねて湘南エリアで配布されている「江ノ電沿線新聞」紙上に座談会の内容を掲載してもらい、販促に役立ててもらうことになっている。その座談会の企画書を同新聞社から送ってもらった。同新聞社吉田克郎会長が作成されたもので、部分的には取り上げて欲しい話題の漏れもあるが、大筋において拙著の内容をよく理解していただいていると思う。座談会には佐々木信也氏、大酋長の親戚の相澤光春氏、この座談会をセットアップしてくれたラグビー部1年後輩の瀧澤邦好氏、それに私の4人で拙著のドキュメントを話合うことになった。どんな座談会になるか。楽しみでもあるが、一面気にもなる。とにかくこの企画が拙著販促の追い風になってくれればありがたい。

 さて、国内では集団的自衛権を認めることで、連立与党の自民党と公明党が密室で非建設的な話し合いを続けているが、国民の一般的な評判は頗る良くない。安倍政権は早いところ憲法の解釈変更によって集団的自衛権を行使できるよう卑劣な策まで弄しているようだ。市民運動もここへ来て漸く動き始めた。これからどういうアンチ集団的自衛権へ発展していくのだろうか。安倍政権の独断に鉄槌を下してくれることを望んでいる。

 海外でもここ数日イラクのタリバーン系イスラム武装組織が猛烈な勢いで攻め上がり、イラク北部からバグダッドへ向け攻撃を仕掛け、多くの避難民が首都へ逃げ出している。西の隣国シリアの情勢も落ち着かず、イラクを撤退しつつあるアメリカとしてもどう支援すべきか難しい対応を迫られている。この期に及んでそのアメリカは、35年前のイスラム革命以来犬猿の仲となったイランと縒りを戻そうとしている。イランもかつてイライラ戦争を起こしたイラクとは対立している。イランも昨年の大統領選挙により嫌米強硬派のアフマドネジャフ前大統領に代わって、穏健派のロウハニ大統領が就任したことが、アメリカとの関係で歩み寄る気持ちにさせたと言える。これまでとても考えられなかったアメリカとイランの険悪な間に話し合いの空気が見られる。イラク内でもマリキ政権が南下する反政府軍に対して攻撃を開始したが、反政府軍の荒々しい動きは収まる様子はない。

 この状態を知っていかに米国内に反対があっても、アメリカはこのまま放っておくわけにはいかないだろう。

2014年6月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com