5109.2021年5月8日(土) 荒れ狂う新型コロナウィルス

 1か月ぶりに糖尿病クリニックで診断してもらった。ヘモグロビンの数値が6.9と少々上っている。医師の話では、格別気にするほどの数値ではないが、他の病気症状に影響を受けることもあるので、服用している薬についてかかりつけの医師に相談した方が良いでしょうとアドバイスをいただいた。

 クリニックへ歩いて行く途中で、こんなことがあった。元巨人軍外野手・国松彰氏の立派な邸宅の前を通ったらトラックが停まり、ガレージ扉に邸宅取り壊しの張り紙がしてあった。そして、クリニックの帰りに自由が丘駅近くの「亀屋萬年堂」本店前を通った時、本店の半分、かつて喫茶コーナーになっていた部分が肉屋になっていたので少々残念な感じがした。自由が丘の「亀屋萬年堂」と言えば、かつて王貞治選手のCMで「ナボナはお菓子のホームラン王です」と宣伝され一時はブームになったくらい流行ったものだ。それが昨年会社が企業買収され窮状がメディアで伝えられていた。国松氏もかつて娘婿として同社会長を務めていた時期があった。ジャイアンツで王選手とクリーンナップを組んでいた縁で、CMに全盛期の王選手が協力してくれた。その「亀屋萬年堂」の本家本元が、本店の半分を譲渡し、住宅街にある元会長の邸宅が処分されるようで、時の流れでとはいえ、一抹の寂しさを感じる。

 そういえば、2008年年末に王貞治氏の兄で医師の鉄城先生が亡くなられた時、生前先生ご夫妻と我々夫婦でパリへ旅行したり、仕事で随分お世話になったこともあり葬儀に参列してお別れをした。その時葬儀場で国松氏の姿を見た。王家と国松家の親しいお付き合いを感じたものである。

 国松邸の前を通るたびに、かつて9連覇を成し遂げたジャイアンツの主砲だった王貞治氏と国松氏のお付き合いに想いを馳せたものだったが、その名残も近々消えてしまう。やはり寂しい気持ちがしてならない。

 さて、新型コロナウィルスの感染拡大による国内の影響が厳しくなっているが、昨日6都府県に緊急事態宣言発出並びに延長が決定した。昨日国内の死者は過去最多の146人となった。特に、大阪府50人と兵庫県39人で、過去最多になったことが響いているが、中でも大阪府門真市と神戸市で高齢者施設にクラスターが発生したことが影響し、門真市では13人、神戸市では25人の入所者が死亡した。大阪、兵庫では病床が逼迫しており入院先が決まらない内に亡くなった人が随分いる。

 今日もコロナの感染は広がっている。北海道と13県で1日当たり最多感染者数を更新した。全国で7千人を超える感染者も出した。いつ収束へ向かうのか見当もつかない。

 こんな時に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が広島市内の聖火リレーに合わせて来日する予定だったが、中止となったようだ。バッハ会長は、滞在中菅首相、小池都知事、橋本組織委員会会長らと開幕まで2か月余」に迫った東京五輪のコロナ対策などを確認する予定だった。オリンピック開催のハードルが段々高くなっていく現状である。7月23日開会式までの2か月間をひとつの区切りにして早く開催、中止の結論を出さないと医療関係を含めて後顧の憂いを残すことになるのではないだろうか。

2021年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com