朝刊を見てびっくりし、がっかりした。馬術競技でリオ・オリンピック出場を目指していた法華津寛さんが騎乗馬の体調が悪く回復しても予選には間に合わず出場しないことに決めたという。法華津さんは現在75歳で私より2歳若いが、慶応大経済学部の同期生である。ロンドン・オリンピックでも全出場選手中の最高齢選手として話題を集めていた。リオでも4度目のオリンピック出場を目指していただけに本人もさぞや無念だろう。私にとっても同級生がオリンピック最高齢選手として出場ということなら、大いに誇らしい。しかも、彼の実家はわが家から歩いて10分もかからない。残念だなぁ。
さて、今年も近くの駒沢大学マス・コミュニケーション研究所の公開講座を受講することにしていたが、今日が私にとっては初日である。平成20年に初めて受講してから今年は9年目になる。
今日は2時限受講したが、ひとつは昨年も受講した元NHKディレクター・須磨章氏の講座で自ら制作したドキュメントを見せながら解説するものだ。今日は先日亡くなった富田勲氏の名曲BGMで始まる「新日本紀行」で蔵の街、喜多方の情景と人情を見せてくれた。佳作で見ごたえがあるが、残念ながら昨年も鑑賞した作品だ。次回も目録を見ると昨年診た作品が並んでいるので、このまま受講すべきかどうか改めて考えてみようと思っている。
もうひとつの授業は、「体験的ジャーナリズム論」と題して講師を務めたのは山田克・共同通信社東京支社長で、主に社会部畑を歩いた方で、幾種類ものレジュメを準備されて、今日は共同通信社の組織と業務について説明された後、いま話題のパナマ文書について分かりやすく解説された。山田講師は今年初めて教壇に立たれたばかりだが、経験豊富なジャーナリストであり、次回以降楽しみにしたいと思う。これから少しずつ忙しくなってくるものと覚悟している。