5032.2021年2月20日(土) アメリカ、パリ協定復帰、WHOと復縁

 アメリカでは、大統領選で敗れたトランプ大統領に取って代わりバイデン大統領が就任して今日で1か月が経った。過去4年間のトランプ政権では、「アメリカ第一主義」を強調し過ぎて同盟諸国をはじめ、国際社会で独り相撲を取るケースが多く、国際強調にさざ波を立てる状態だった。その点で、バイデン大統領は、「アメリカ第一主義」より国際協調を進める方針を大統領就任前から打ち出していた。

 その第1弾として、トランプ時代に離脱した地球温暖化対策のための「パリ協定」へ昨日正式に復帰した。世界でも中国と合せて世界全排出量のほぼ半分近い大量の二酸化炭素を排出しているアメリカが、身勝手にも二酸化炭素が必ずしも地球温暖化を加速させているとは言えないと、アメリカ国内産業界の立場を擁護して協定から離脱した。問題はこれからである。ヨーロッパ各国や日本、韓国などが2050年をメドに温室効果ガス排出を実質ゼロにすると表明し、最大排出国の中国も2060年には、実質ゼロを目指す。

 昨日主要7カ国(G7)は、バイデン大統領ともどもオンラインによる首脳会議を開いた。そこでバイデン大統領は、パリ協定復帰と合せてトランプ時代にただならぬ関係となった世界保健機関(WHO)との協調を表明した。首脳会議の主題は、新型コロナウィルス対策であり、ワクチンの公平な分配だった。それでもトランプ政権時代には、国際問題ではあまり前向きな姿勢が見られなかったが、新大統領に交代してかなり希望が見えてきた。この他に菅首相は今夏のオリンピック開催について、日本の対策について各首脳から支持を得ることが出来たと述べた。

 さて、朝から暖かい陽気だったが、いつも通り駒澤公園へウォーキングに出かけた。公園の隅の河津桜が数日前には三分咲きぐらいだったが、今日は早や七分咲きというくらいピンクの花が開いていた。外出自粛が叫ばれている中で、かなり多くの人びとが公園で思い思いに過ごしていた。やはり家の中に屑ぶっていると心身ともに健康的でない。偶々昨日健康で長生きするための提言を国立がんセンターなどがまとめ公表した。

 その中で「健康寿命延伸のための提言」がいくつか挙げられていた。高齢者にとっては大事なことであるが、活発な身体活動を心掛けることとある。「タバコは吸わない」「節酒する」「食塩は最小限に、男は1日に7.5㎎未満、女は6.5㎎未満、食物繊維や魚を多く」「痩せすぎず、太り過ぎず適正体重の維持」などが大事なことであると言っている。現状ではこれに反することはほぼない。これなら健康寿命を延ばすことが出来るかも知れない。

2021年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com