4984.2021年1月3日(日) 正月はステイホームでテレビを楽しむ。

 昨日の関東大学箱根駅伝のドラマチックなシーンは、大学ラグビー観戦で観られなかったので、今日は箱根の坂下りからゴールへ飛び込む復路のレースをじっくり見続けていた。優勝候補筆頭の青山学院大が昨日往路で大ブレーキを起こして12位に沈んだ。今朝の新聞を読むと青山の原貢監督はゲームオーヴァーと語り2日目の結果を待たずに敗北宣言をしたようだが、往路の成績だけでもう勝負を見捨てたかのような赤旗を掲げた発言は、スポーツのチーム・リーダーとして選手たちに与える影響から考えても絶対口に出してはならないことである。今最も注目を集めている強豪大学駅伝部の監督たる人物がこんなことを軽々に言ったら今日走る選手たちにとっては、闘争心なんて湧いて来る筈がない。監督の軽薄な言動にも拘わらず、実力を兼ね備えた選手たちは奮起して、監督を見返すかのように激走して今日の復路は1位、綜合4位に食い込んだ。

 青学大OGである立憲民主党の蓮舫参議院議員が、ツィッターで「青学4位おめでとう。往路12位からの健闘に感激です」と母校の健闘を称えていた。青学OBでない原監督には、そんな気持ちはないのだろう。元々「ラグビー」のことを「ラクビー」と言って全国を講演して回り、それを知って何度も注意したが聞き入れないようなお人であり、地道な駅伝の指導で多忙な時期であっても、派手なテレビ出演に出たがっているチャラチャラしたキャラが自ずと表れたのだと言える。いずれ馬脚を現すと思っていた。

 その駅伝は最終10区に入ってから首位争いが波瀾の展開を見せた。それまでトップを譲らなかった往路の覇者・創価大を2位の駒沢大が追い上げて抜き去り、13年ぶり7度目の総合優勝を勝ち取った。10区の駒沢大と創価大の攻防が、久しぶりに長距離走のデッドヒートを演じて見せてくれた。それにしても駒沢大最終ランナーがバトンを受け取った時は、前を行く創価大ランナーから3分19秒も遅れていた。テレビ画面でも創価大選手の背中は見えなかった。それが着々と追い詰め都内千代田区内に入るや一気に抜き去り、1位でテープを切った。久しぶりに白熱したレースを観ることが出来た。

 このお正月は、昨夕のウィーン・ニューイヤー・コンサート、今夕のNHKニューイヤー・オペラコンサート、そして昨日の大学ラグビー準決勝戦、9日の高校ラグビー決勝戦、11日の大学ラグビー決勝戦のテレビ観戦を楽しむことにしている。これが、私にとって新型コロナウィルス感染下で、三密を避けたステイホームのお正月の過ごし方であり、楽しみ方でもある。

2021年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com