4979.2020年12月29日(火) 拙著「八十冒険爺の言いたい放題」、漸く上梓

 生協で購入したお正月の風物詩でもある竹のない門松風門松を門扉に括り付けていたら、道路向かいのお宅から家族4人が出かけるところだった。奥さんが家には門がないから門松も備え付けられないので、小学生と幼児の女児に門松について教えることが出来ないとぼやいていた。我が家の門松は簡単なものでとても門松と言えるものではないが、確かに最近建設される住宅には、あまり門らしきものがない。道路の目の前がエントランスである玄関という仕組みになっている。土地が狭いために住居効率をアップするために敷地一杯に建物を建てる傾向があり、その意味では昔の日本家屋の良さである門扉から玄関までのアプローチや、庭のスペースが失われていることは事実で、日本建築の視点から見れば、やや寂しいとも言える。

 さて、定期購読している月刊誌「選択」1月号が送られてきた。毎号興味深い記事が溢れている。1月号には過日新聞で報道されたように母校慶應義塾が、東京歯科大を吸収合併して慶應義塾大学歯学部として新たなスタートをさせることに決まったとの記事が、4頁に亘って紹介されていた。両大学それぞれに思惑と狙いがあるようだが、それが一致したことが合併決定に至ったようだ。これにより慶應は、昭和大学と並んで医学系学部をすべて設置している大学ということになる。慶應にとっては、東京歯科大が経営する市川総合病院を有することに最大のメリットがあるようだ。これがいずれ「第2慶應義塾大学病院」となる。この背景には、東京歯科大が医学系大学トップで一番恵まれていながら、昨今歯科医が過剰気味でいずれ歯科医院が経営的に厳しくなることが考えられ、それに学生数減少が予測され、東京歯科大がいち早く慶應に話を持ちかけたのではないかと見られている。現状東京歯科大は財政的にも豊かで、慶應にとっても財政的にプラス材料のようである。いずれにせよ数年前に共立薬科大を吸収して薬学部を設立した慶應が、これで医学部、看護学部、薬学部、歯学部と医歯系学部を整備充実させることは全学部的にもプラスになるだろう。

 今日漸く拙著「八十冒険爺の言いたい放題」を出版社のはるかぜ書房から送って来た。最近になって予定より大分出版時期が遅れることになり、友人らの期待を裏切ってしまった。当初出版社は11月出版という話だったが、3月に原稿を渡した時点で10月、早ければ9月ごろまでに世に出せないかと話したら返事は前向きだった。それが10月どころか、11月になりあれあれと思っていたところ、新聞記事掲載の許諾が取れないという理由でずるずる遅れて12月20日ごろには出版出来そうな空気だった。それがここへ来てまた遅れて、漸く今日我が作品を手にした。発行日は来年1月15日ということになっているが、或いはすでに書店の店頭に置いてあるかも知れない。文章は面白いと過信するほど自信を持っているし、かの椎名誠氏も面白いと言ってわざわざ表紙帯に推薦文を書いていただいた。きっと売れると信じている。これから出版社と販促についても話し合い、効果を上げていきたいと思っている。

2020年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com