4946.2020年11月26日(木) コロナ禍は拡大し、株価は上がる。

 今朝8時半に東京医療センターへ出かけて、20日に手術してもらった右足下肢静脈瘤の術後の状態を医師に診てもらった。経過は順調で今のところ問題はないとお聞きし、1か月後にもう1度診ていただくことになった。あの日以来右足に弾性ストッキングを履いているが、足にピタッと密着させるので、足が窮屈で履き方が中々難しい。それを後1か月ぐらいは日中毎日履いているようにとアドバイスされたので、当分の間面倒くさいことを続けなければならない。ただ、ホッとしたのは、下肢のことでもありしばらくは足に負担がかかるウォーキングは出来ないのではないかとお尋ねしたら、まったく問題ないので今まで通り続けて下さいと言われたことである。

 さて、新型コロナウィルス感染が拡大して、このまま勢いが止まらなければ医療崩壊につながると懸念されている。この間経済効果が表れてきた「GO TO キャンペーン」をこの期に及んでどうすべきか、政府、各自治体ともに苦悩している。昨日は札幌市と大阪市への「GO TO キャンペーン」は一時中止されると発表された。相も変わらずコロナ感染者は世界的に拡大している。今日現在のコロナ感染者は、6千万人を超えて6,025万人となり、死者は141万人を超えた。

 その一方で理解し難いのが、最近証券市場が活気を呈していることである。連休明けの一昨日24日には対先週末比638円高で、日経平均株価が26,165円高という、実に29年半ぶりの高値となった。更に昨日も131円値上がりして26,296円となった。これは現在の経済環境から推せば、理解し難いところだが、日本の株式市場はいつもながらニューヨーク・ウォール街のダウ平均株価に影響される傾向がある。実際24日にウォール街では、値上がりして史上初の30,000㌦台の30,046㌦となったことが大きな話題となった。翌25日には一旦収束して30,000㌦を割ったが、これが日本の株式市場に大きな影響を与えたわけである。

 アメリカ経済はコロナ禍の中を失業者が約1千万人と言われる中で、株式市場が好況なのは、アップル社をはじめとしてIT企業が好調なことに加えて、ここへ来て大統領選でトランプ大統領が敗戦を認めないながらも、連邦政府が政権移行手続きの開始を決め、投資家が積極的に動き出したこと、更にコロナ感染拡大の中でワクチン開発の進展により不安が和らいだことが影響している。その意味では日本経済は、良くも悪くも相変わらずアメリカ経済に振り回されているということが言えそうである。

 ここで話題をスポーツのビッグ・イベントに変えてみたい。昨日はサッカーのJリーグとプロ野球でコロナ禍の今年のチャンピオンチームが決まった。いずれの日本一決定戦も記録づくめだった。2年ぶりに3度目の優勝を決めた川崎フロンターレは、現行制度になって以来最も早くシーズン優勝を決め、年間勝利数、勝ち点ともに史上最多である。サッカー界では、昨日アルゼンチンのスーパースターだったディエゴ・マラドーナが60歳で亡くなった。選手としては超一流で、数々のワールドカップで大活躍する反面ドーピング検査で陽性とされ、大会から追放されるなど物議を醸す場面も多かった。しかし、国民からは広く愛され、アルゼンチン政府は3日間の服喪を決めた。亡くなった11月25日は、奇しくも4年前に亡くなったが、生前親しかったカストロ・キューバ元国家評議会議長の命日でもあった。

 他方プロ野球は、球界の盟主でありセ・リーグ覇者の巨人軍が、日本シリーズ史上稀に見る屈辱的な戦いの末、ストレート負けでパ・リーグの覇者・ソフトバンクの軍門に降り、昨年の日本シリーズと同様ストレート負けの完敗だった。4試合で巨人軍は最少安打数、最低打率、最少得点タイ記録と不名誉な記録とともに今年度のシーズンを終えることになった。巨人軍はかつては9連覇を成し遂げた常勝軍団だったが、セ・リーグで優勝したとは言え、日本一を決める決戦でこの体たらくでは救いようがない。昨年4連敗を喫した日本シリーズは、ラグビー・ワールドカップ人気に掻き消され、テレビ視聴率でも完敗して影が薄かった。今のままではプロ野球もサッカーや他のスポーツに人気を奪われてしまう。かつての熱烈巨人軍ファンとしては寂しい限りである。何としても捲土重来を期して日本一を奪回して欲しいものである。

2020年11月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com