9月1日に発行される「江ノ電沿線新聞」の座談会記事について最終チェックのため同社へ出かけた。同社には拙著3冊を贈呈した。その後座談会出席者の相澤光春氏の会社へ寄り、同じく拙著5冊を贈呈して辻堂の相澤本家を訪れた。それぞれ5冊を贈呈した。いままで資料を提供してもらったり、情報を流していただいたり、拙著の完成には随分お世話になった。相澤本家では意外な話も聞かされることになり、人の縁というものを痛感した。実は、相澤さんの奥様は成城学園小学校から大学まで一貫した成城生であるが、中学からの同級生の中に私の従兄妹がいたことだった。あまりの偶然に驚いた。
拙著の販売が少々気になっていたので、辻堂の有隣堂書店を覗いてみたら間違いなく置かれていたのでほっとする。
友人たちが書店で購入してくれたり、注文してくれているようで、有り難いと思っている。明日は、森喜朗事務所とミクロネシア連邦大使館を訪問して、報告し拙著を届けることにしている。
さて、今年は異常気象と言われているが、7月の台風12号襲来以来全国各地で日を変えて、局地的に自然災害が襲っている。昨日夜半から広島市安佐北区と南区を襲った豪雨が多くの被害を出した。今夜までに死者36人の犠牲者が出た。昨年10月の伊豆大島の土砂崩壊以来の悲劇である。どうして特別市の限られた地域にこれだけの犠牲者が出たのか。広島市内でも新しい地域で山裾に沿った土地柄で、北部には山が連なっていてその山が土砂を押し流し家屋を襲ったようだ。この辺りの3時間の降雨量が観測史上最多となった。この土砂災害で消防隊員も1名亡くなった。広島市消防本部の責任ある人が、避難勧告を出すのが遅れたと反省の弁を漏らしていた。
それにしても自然の猛威は怖い。いくら警戒しても自然には勝てない。15年前にこの地域では同じような災害があった。しかし、過去の教訓は生かせなかった。では、どうしたら、このような災害から我々は身を守るのか。15年前はダメだったが、それでも災害から学ぶという姿勢を失ってはならないと思う。