4940.2020年11月20日(金) 下肢静脈瘤手術と、朝日の拙著内容許諾

 今日は楽しみにしていた?右足下肢静脈瘤の手術の日である。8時半に来てほしと東京医療センターの関本医師に言われていたので、8時前に自宅を出ていつも通り歩いて病院まで行った。ここでは2か月前に右眼白内障の手術を受けたばかりである。手術室は前回の手術室の近くだった。

 オリンパスの医療機器販売部門に勤めている長男が、先日この手術はそれほど心配することはないと言ってくれたことと、執刀される関本医師にはすでに2度診察してもらっていたので、気分的に大船に乗った気持でいた。ベッドに仰向けに寝たまま手術は始まり、麻酔注射を7か所ほど打ってもらった。その時だけはチクリと痛んだが、注射箇所を見ることは出来ない。カテーテルを注入しているのだけは何となく感覚的に分かった。漸く終わったのはほぼ1時間後だった。手術箇所は包帯をぐるぐる巻きにして、その上に更に弾性ストッキングをはかせてもらったので、手術の部署はまったく分からない。さほど痛さを感じないまま無事手術は終了となった。先日も感じたことだが、立派な大病院で清潔な設備と一流の医師や看護師さんにお世話になれることは嬉しいことだ。近くにこんな立派な病院があり、その恩恵を受けられるのは有難いことである。今日と明日は風呂にも入れないが、今は手術も無事終わりほっとしている。

 今日も新型コロナウィルスは猛威を振るっている。全国で昨日の過去最多の2,388人を抜いて2,418人で連日過去最多となった。東京が昨日に引き続き新規感染者が500人を突破して522人である。このところ勢いが衰えない北海道でも304人となり、昨日に続き今日も300人を超えた。他に大阪や神奈川も大変な感染者数になった。今度の第3波では、重症者が第2波を上回ったことが目立っている。また、これまでは20代、30代の若者の感染が多かったが、高齢者にも感染が拡がり、年齢層が拡大したことが特徴的である。

 この第3波襲来に対して、西村康稔・経済再生相が昨日「感染がどうなるかっていうのは、本当に神のみぞ知る・・・」と迂闊に発言したことに対してちょっとした物議を醸している。小沢一郎氏、蓮舫氏、橋下徹氏ら著名な政治家から責任逃れの発言であると非難轟々である。ネット上にもかなり辛辣な意見がアップされている。自粛、自粛の世間の空気に場違いの発言をしたコロナ担当大臣への非難が殺到したのだ。

 さて、近日世に出る拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に朝日新聞が出した2001年10月11日付新聞週間特集号の、ニューヨーク同時多発テロ事件の取り上げ方について批判した一文を書いたが、事前に朝日へ連絡した出版社・はるかぜ書房から漸く朝日から許諾を得たと連絡があった。特集がテロとの関連として時期的におかしいと思えるとの書き方でテロ後の朝日海外支局の取り上げ方を批判したものだが、朝日にしてはやはりそれが気に食わないようだ。出版社社長が交渉してくれて、当日の新聞の見出しは読めるが、内容は読み取れないような新聞写真の掲載方で手を打ったようだ。本書では、こればかりではなく、一般的にメディアの対応と取材方法について厳しい見方で書いたつもりなので、朝日だけに対して批判しているわけではない。

 メディアは、現場で実際に取材していないとか、他から入手したニュースを自社が取材したかのような書き方をしていることが多い。特に、スカルノ大統領時代のインドネシアについて誤解を含んで日本に伝えられたニュースは、新聞社ばかりでなくNHKなどでも散見されたし、彼らには気に食わないだろうが、私自身が現地で知った真実である。まぁ発売された後にどんな世評が寄せられるか、別の意味で楽しみが増えたとでも言っておこうか。

2020年11月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com