セルビアから年末の沖縄公演の打ち合わせのため一時帰国中のバイオリニスト・豊嶋めぐみさんと、ゼミの赤松さんとともに新宿でランチを共にした。ハンガリー人の夫イムレ・カールマーン氏とともにセルビアのノヴィ・サド大学で教授として勤めながら国際的に演奏活動をしている。
今日は音楽の話はあまりせず、やって来られなかった山崎洋さんの話題を中心に食事を楽しんだ。ハイアットの和食「佳香」で、食事をしたのも初めてだったが、定食でありながら手間と工夫を凝らした和食弁当が中々珍しく、美味で、豊嶋さんも喜んでおられた。
詩人である山崎さんの奥さん(山崎佳代子さん)から最近発刊された「ベオグラード日誌」を豊嶋さんを通していただいた。私からも約束通り豊嶋さんと山崎さんへ拙著を贈った。
帰りに新宿の三省堂を覗いたが、依然として拙著は平積みされておらず、元の場所にそのまま置かれていた。帰宅したところ現代書館の菊地社長から、その三省堂と町田の久美堂から平積み用に注文があり手配したので近々平積みされるだろうとメッセージがあった。更に小田急百貨店の境野専務からも平積みの手配を済ませたと連絡があった。他方、鎌倉に住む弟からも7月に我々3人が行った鼎談を掲載した「江ノ電沿線新聞」が今朝の朝日に折り込みとして入っていたとメールがあった。
幸いグッド・ニュース続きで嬉しい気持ちになる。
昨日全国高校軟式野球大会決勝戦が行われ、岐阜・中京高校が神奈川・三浦学苑を2-0で破り2年ぶりの優勝を飾った。しかし、ここに至る前の準決勝戦で優勝校が広島・崇徳高校と闘った死闘が大きな話題を提供して日に日に注目を集めていた。
その準決勝は、延長15回戦の末0-0で引き分け、サスペンデッド・ゲームとなり、翌日延長16回表から開始され、1点でも取ればその時点で試合終了だった。だが、両校ともに得点がなく、延長30回闘って無得点で、改めてサスペンデッド・ゲームとなり、更に31回表から試合が再開され、結局45回を終えて勝負がつかなかった。そして3度目のサスペンデッド・ゲームは46回表から開始され50回で決着がついた。こんな伯仲した試合は初めてである。後世長く高校野球史上に残る素晴らしい戦いとなった。お互いに1人の投手が投げ切ったということから、疲労、引いては若い肉体の健康問題が議論となり、新たなルール作りが検討されることになった。残念ながら軟式大会だったがために、当初あまり注目を浴びることはなかったが、あまりにも劇的な展開を見せたことにより、耳目が集まった。
高校時代のハードワークがその後疲労蓄積となって新たな身体的故障を生むことが、つい最近のヤンキース田中投手の肘の故障の例でも騒がれている。今のうちに根本的な対応策を考えることが必要であると思う。