2669.2014年9月3日(水) 第2次安倍内閣発足

 第2次安倍改造内閣が発足した。一昨年12月の総選挙で自民党が第一党にカムバックしてから安倍内閣としては、初めての内閣改造である。自民党幹事長だった石破茂氏が、安倍首相との間の確執を思わず曝け出し、結局希望していなかった新しい大臣、地方創生大臣に就任することになった。あまり国民的人気はないようだが、政策通であり、防衛問題にも精通し、自民党地方議員の間では人気が高いようだ。腐らず初心を貫いて欲しいものである。

 18人の大臣の中で、荷が重いと考えざるを得ない人が何人かいる。引き続き経済成長を目標にすると言いながら、経済産業大臣に経済にそれほど識見、経験があると思えない最年少40歳の小渕優子氏を充てたことである。素材さえ良ければ何とか経験不足をカバーして全うできると思える大臣職は他にもある。にも拘わらず、国の経済政策を立案し、国際経済の動きに注視しつつ日本経済をリードして行かなければならない経済官僚を導くためには、経験不足の小渕氏で果たして大丈夫だろうかという不安が拭えない。結局二世議員ということが利いているのではないだろうかと下衆の勘ぐりが消え去らない。

 新閣僚がどう実力を発揮するのか、これまでとそれほど変わらないだろう。ひとつだけ評価したいのは、靖国神社参拝を続けていた古屋氏、新藤氏、稲田氏が揃って退任したことだ。彼らの言動が中韓両国を刺激していたことは間違いない。安倍首相は常々中韓両国に対して、対話のドアはいつも開かれていると公言していたが、自らを含む閣僚の行為がその扉を閉めさせていたことには気づいていない。

 積極的平和外交と言いながら、対話のドアを閉めるようなことばかり行ってきた第一次内閣とは異なって、謙虚に、かつ自明の行動を起こしてもらいたいものである。

 さて、午後森喜朗事務所とミクロネシア大使館へ行き、出版記念会の案内状をお渡ししてきた。長谷川秘書の話では、森氏は喜んで出席されるということだった。大使館では、偶々入口で外出しようとするフリッツ大使にばったり会い、丁度モリ大統領が訪日されるのでその日程次第であるが、日程さえ調整できれば出席したいと言われた。

 ぼちぼち案内状を送る作業を始め出した。

2014年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com