一昨日出版記念会の案内状を200余通郵送した。直接手渡したのは、森喜朗事務所とミクロネシア大使館で森さんからはご出席の返事をいただいている。早くも今日は10通近い返信を受け取った。ほとんどの方がご出席という嬉しいスタートとなった。
さて、昨日医科学の分野で嬉しいニュースがあった。ノーベル賞受賞者の山中伸弥・京大教授が発見したiPS細胞が、まだ試験的な段階ではあるが、目の難病である加齢黄斑変性手術に使われ成功したという話である。しかし、執刀医師らは慎重で移植した細胞ががん化しないかなどを検証する。
最近STAP細胞に関する不祥事が表面化して些か国民としてはがっかりさせられ、理化学の分野への信頼が損なわれていた矢先に、医学の明るい可能性を示したことは大いに喜ばしいことである。実際に現場に立ち会った医師らは慎重で、直ちに広い分野で手術が可能で完治の期待を担えるというわけではない。まだ、実験段階とも言えるもので富士山登山に例えれば2合目か3合目の段階だという。現状では手術にかかる費用が高額であることや、なお試行錯誤を続けるので、安全な眼科手術として定着するのは、今後まだ10年以上かかるとされている。
いま国際的に注目されている話題は、スコットランドのイングランドからの独立問題である。その行方は18日に行われる住民投票に委ねられる。このところ独立派の方が多数派のようだが、独立すれば独立したでスコットランドにとっても課題が残る。独立すれば、北海油田の収入が懐に入るが、イングランドは通貨ポンドを使用させないようあの手この手の防衛策を考えている。現状は独立派の方が多いと言われている。
ところが、この独立問題は他国にも波及している。カタルーニャ地方のスペインからの独立、ケベック州のカナダからの独立、さらに中国国内のチベット族やウィグル族少数民族抑圧問題などにも飛び火しかねない。
当面18日に行われるスコットランドの住民投票の結果を注目したい。