2682.2014年9月16日(火) いたるところ危険だらけ

 米軍はバグダッド南西部で「イスラム国」に対する空爆を実施した。アメリカはアフガニスタン、イラクから部隊を撤退させ彼らの自治管理維持の見込みが立ったところで、米軍部隊を撤退させ自治管理に委ねる方針だった。ところが、アメリカの意に反して自治管理どころか、外部勢力、とりわけイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の進出に危機感を感じたのか、ついに空爆を開始した。この得体の知れない「イスラム国」なるものが、イラクとシリア国内に勢力を拡大し、政府機関を攻撃して、場所によっては政府軍を追い払う勢いを得てきたことが、暫し静観の姿勢を取っていたアメリカを攻撃に踏み切らせた。

 これまでアメリカの介入は、一気に解決という形にはならず、意に反して泥沼化したケースが多い。そのせいもあってある程度戦争も落ち着いたところで、戦線を縮小させて離脱を考えた。だが、最近のイラクや、シリアの情勢を考えると現地政府が反対勢力を抑えきれず、事態は悪化するケースが多い。

 そこで、アメリカは傷を負わない程度に反対勢力を抑止するために地上戦を避け、空爆に踏み切った。

 実は、今日日本ペンクラブ9月例会が開催されたが、西木正明常務理事が挨拶で、このイスラム国の存在のような過去にない強大な組織が蔓延る時代になり、国際社会は危険が高まったと話された。こういう時代に我々はどうすべきか考えさせられる。

 国内では午後0時半ごろ関東を中心に大きな地震があった。パソコンを操作中だったが、久しぶりに大きな揺れだった。都内千代田区では震度4、その他の都内は震度3だった。東日本大震災以来の激震だったが、よく考えてみると近年になって地震が増えてきたと思っている。間違いなく近い将来大きな地震に見舞われる可能性は高いと思う。そうなると今原発再稼働へ少しずつ前進しているエネルギー政策は、このままで良いのだろうか。

2014年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com